パラリンアートカップ2025の開催が決定
障害者の社会参加を応援するために、どろんこ会グループが主催するアートコンテスト「パラリンアートカップ2025」が、今年も開催されることが決定しました。このイベントは、一般社団法人障がい者自立推進機構が主催し、2017年から行われている日本唯一の障害者・障害児向けのアートコンテストです。今年の大会は9回目を迎えます。
新たな試みと澤穂希さんの参加
本年度から新たに設けられた「中・高校生部門」が追加され、これにより、さらに多くの子どもたちが自分の可能性を広げる機会を得ることができます。特に、元プロサッカー選手の澤穂希さんが審査員として初めて参加することにより、スポーツ界からの支持が高まっています。彼女の参加は、障害者のアートにもスポーツ同様の注目が集まることを示しています。
どろんこ会グループの理念と活動
どろんこ会グループは、「全ての人がよく生きられる社会」を目指し、障害の有無にかかわらず、子どもたちが共に育っていけるインクルーシブ保育を実践しています。「パラリンアートカップ」は、「障害者の自立を応援する」という理念に基づき、アーティストの作品を広めることで、社会貢献活動として位置づけられています。
どろんこ会グループは、この取り組みを通じて、より多くの人が自分の好きなことや得意なことを活かし、社会とつながる喜びを感じられるよう取り組んでいます。
作品募集の詳細
作品の募集は、2025年7月21日から始まります。テーマは「スポーツ」。選手の姿勢や観戦するファン、あるいはスポーツにまつわる道具など、自由に創造した作品が対象です。入賞作品には、どろんこ会グループの就労支援施設で作られた「Do coffee」のラベルなどに使用される特典もあります。
イベントは、子どもたちが田植えや稲刈りを行った「南魚沼産コシヒカリ」を副賞として授与するなど、地域との連携も大事にしています。新潟県南魚沼市で生産されるこのお米は、どろんこ会グループが自給自足のエコシステムを推進する一環として利用されています。
表彰内容と協賛
「Doronko パラリンアートカップ2025」の応募資格は、障害のある方であれば日本国内外問わず参加が可能。副賞として、賞金3万円に加え、「どろんこ米」が授与されます。また、表彰式は2025年11月12日に浜離宮朝日ホールで開催される予定です。
どろんこ会グループは、これからも多様な子供たちが持つ力を引き出し、「新たなジブンを拓く」社会の実現を目指してまいります。