コロナ禍での保育学生支援！オンライン講座で就職活動をサポート

コロナ禍での保育学生支援！

新型コロナウィルスの影響が広がる中、保育士を目指す学生たちの就職活動が困難になっています。例年、短期大学や専門学校の生徒は夏から秋にかけて保育実習を行い、同時に就職活動を進めてきましたが、今年は多くの問題が発生しています。

主な問題として、実習先がなかなか決まらない、実習開始が遅れているために就職活動を始められない、そしてオンライン授業の導入によって就職支援を受ける機会が減少している点が挙げられます。また、感染症の影響を受けて、多くの学生が保育園見学を躊躇する傾向にあるとのことです。

こうした背景の中、特に保育士を育成するグループが、就職活動に関する情報提供やコミュニケーションの機会を提供するために、無料のオンライン講座を開催することを決定しました。この講座は、業界研究や自己分析を行うセミナーと、東京での生活についての入門講座を含んでいます。

業界研究＆自己分析セミナー

都市部では待機児童問題が依然として深刻であり、保育士の需要が急増しています。保育施設の新設が相次ぐ中、保育士の有効求人倍率は3倍を超え、まさに『売り手市場』と言えます。このような状況の中、学生たちは選択肢が豊富であるにもかかわらず、実習先に就職するという慣習が強く影響しています。これにより、十分な情報収集を行わずに職場を選んでしまうケースも見受けられます。

約2時間のこのセミナーでは、参加者と共に業界理解を深めながら、自己分析を行う参加型の内容を進めます。新卒保育士としてのキャリアについての具体的な考えを深める良い機会となるでしょう。

東京暮らし入門講座

また、厚生労働省と自治体は、保育士確保のために「保育士宿舎借り上げ支援事業」を通じて家賃を支援しています。特に東京都では保育士不足が深刻であるため、全国から保育士を募る取り組みが進んでいます。ところが、地方の学生の中には、3%から5%程度の人が親元を離れ、自立した生活を志向しています。

例年であれば、都市圏の保育園の見学や住居について検討する学生が多い時期ですが、今年度は新型コロナウィルスの影響により、その活動が困難になっています。この講座では、東京での生活に関する情報や上京に伴う金銭的なアドバイスを行い、対話形式で進めていく予定です。このように、特に上京を考える学生にとって、実践的な情報を得る良い機会になるでしょう。