福島の農業改革
2025-05-28 17:22:17

ドローンで小麦畑の肥料散布を効率化!加古川の農業革新

空からの肥料革命!



2025年5月、兵庫県加古川市で、株式会社八幡営農が管理する約27ヘクタールの小麦畑において、約4トンの粒剤肥料をドローンで一気に散布する作業が行われました。この施肥作業は、八幡営農と一般社団法人国際ドローン協会(略称:IDA)との協力により実現したもので、最新の技術を駆使した新たな農業の形がここに示されています。

伝統的な方法からの脱却



従来、農業用の粒剤散布はほとんどが人手によるものだったため、効率が悪く、作業負担が非常に大きかったのが実情です。また、小麦の生育後には農機が入れなくなるため、散布は畑の周囲から行う必要がありました。そのため、均等に肥料を散布することが難しく、成長に影響を及ぼすこともありました。しかし、ドローンを使用することで、こうした課題を一気に解決することが可能になったのです。

効率的な作業の実現



2機の農業用ドローンを使用したことで、散布作業はわずか5時間で完了。これにより、大幅な作業時間の短縮が実現しました。加えて、ドローンによる施肥は均一性が保たれるため、作物の成長や品質の向上が期待されています。また、散布量の管理が正確に行えるため、無駄な肥料使用を抑えることができ、農業の持続可能性を向上させることにも貢献します。

ドローンポーター™︎の役割



この効率的な運用を可能にしたのが、「ドローンポーター™︎」という特別仕様の車両です。新明工業株式会社とIDAが共同開発したこの車両は、複数のドローン、予備バッテリー、肥料や薬剤などの資材を搭載可能で、現場に到着した際にはすぐにオペレーションを開始できる機能があります。つまり、現場にいたらドローンを飛ばすだけでなく、資材の管理、バッテリー交換、飛行準備もこの一台で行えるのです。

IDAのミッションと今後の展望



一般社団法人国際ドローン協会(IDA)は、「農業の課題をドローンで解決する」を掲げており、今後も八幡営農をはじめとする農業法人との連携を強化していく方針です。ドローン技術を活用し、新たな農業の形を提案・推進し続けることで、地域農業全体の進化を図ります。

株式会社八幡営農の概要



八幡営農は、加古川市で小麦や大麦、米、大豆などの穀類の生産を行っている企業です。また、市場が求める国産デュラム小麦を本格的に栽培し、その小麦を使用したパスタの商品開発にも取り組んでいます。TMP(トシン・マーケティング・プラクティス)を通じて地域の環境を守り続けられる取り組みを行い、持続可能な地域農業の形成に貢献しています。

ドローンを活用することで、未来の農業がどのように変わっていくのか、今後の展開が非常に楽しみです。この施肥革命は、畑や農作物だけでなく、農業従事者の生活をも向上させる一歩となるでしょう。


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会社情報

会社名
一般社団法人国際ドローン協会
住所
東京都江東区青海2丁目7-4
電話番号
03-6770-8082

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