東京メトロが新しい私募REITを開始
2025年3月3日、東京地下鉄株式会社が運営する私募REIT「東京メトロプライベートリート投資法人」の運用を本日より開始すると発表しました。この新たな投資法人は東京都台東区に本社を持ち、東京メトロアセットマネジメント株式会社が資産運用を担当します。
東京メトロの新たな取り組み
東京メトログループは、中期経営計画「東京メトロプラン2024」において、不動産事業の拡大を重要施策の一つとして位置づけています。この私募REITの設立は、その戦略の一環であり、対象地域は東京23区および首都圏のオフィス、商業施設、ホテル、住宅など多岐にわたります。この広範な投資対象により、幅広いニーズに応えることが期待されます。
浴びるように東京の中心地を支え、活気に満ちた都市生活を提供するため、東京メトロはこの私募REITを通じて得た資金を、新たな不動産の取得や開発に再投資していく計画です。
投資法人の詳細
「東京メトロプライベートリート投資法人」は、以下のような概要で設立されます。
- - 名称: 東京メトロプライベートリート投資法人
- - 所在地: 東京都台東区上野三丁目1番2号
- - 代表者: 執行役員 石澤洋人
- - 設立日: 2024年12月12日
- - 投資対象: 東京メトロネットワークを中心とした東京23区及び首都圏のオフィス、商業施設、ホテル、住宅など
- - 資産規模: 約200億円(運用開始時点)
- - スポンサー: 東京地下鉄株式会社
この私募REITの運用開始により、東京に住む人々や訪れる人々にとって、より充実した毎日を提供することが目指されています。
資産運用会社の役割
この新たなREITの資産運用を担当する東京メトロアセットマネジメント株式会社の設立は2024年4月1日で、資本金は2億円となっています。東京地下鉄が100%の株主であり、代表取締役社長は石澤洋人氏が務めています。また、登録・許認可に関しても、東京都知事の宅地建物取引業免許や、国土交通大臣の取引一任代理等認可を取得しています。
きっかけとなる不動産
例として挙げられる投資対象には、東京メトロ清澄白河ビルがあり、これは東京メトロ半蔵門線の清澄白河駅から徒歩1分の立地です。このように交通の利便性の高い物件を組み入れることで、安定した収益が見込まれます。
未来への期待
このREITは、形成的な循環型事業モデルを実現し続け、パートナーシップを強化しながら、地域社会への貢献と不動産事業の成長を推進していきます。東京メトロは、都市の利便性や快適さを向上させるために、継続的な投資とイノベーションを追求していく所存です。私募REITの運用開始は、東京の未来にとって大きな一歩となるでしょう。