東京工芸大学アニメーション学科生、TOTOトイレ川柳CMでACC賞受賞!
日本のアニメーション業界を牽引する東京工芸大学。そのアニメーション学科の学生たちが制作に携わったCMが、権威ある広告賞であるACC TOKYO CREATIVITY AWARDSで輝きを放ちました。
受賞作品は、TOTO株式会社が主催する「TOTOトイレ川柳」20周年を記念して制作された「TOTOトイレ川柳20回記念1(ワン)ロールシアター」。
このCMの最大の特徴は、その制作手法にあります。学生たちは、過去のトイレ川柳を題材に、トイレットペーパーに1コマずつ手描きでアニメーションを作成。なんと、約110メートルものトイレットペーパー1ロール分に600枚もの原画が描かれています。
制作期間はわずか2日間。中野キャンパス2号館に集結した14名の学生と山中幸生准教授は、滲むインクや破れたトイレットペーパーとの格闘を繰り広げながら、創造性と忍耐力を駆使してこの作品を完成させました。
学生たちの苦労は実を結び、フィルムクラフト部門での入賞という栄冠を手にしました。CMはTOTO公式ウェブサイトで公開されており、そのユニークな発想と精緻な描写は多くの人々を魅了しています。
さらに、メイキング映像も公開されており、制作過程で学生たちが抱いた苦労や喜び、そして作品への熱い想いを垣間見ることができます。
本学アニメーション学科は、日本で初めて設立された4年制大学のアニメーション学科として、長年にわたって優れた人材を輩出してきました。「制作分野」と「研究分野」の両面を備え、テレビや映画にとどまらない、幅広い分野で活躍できる人材育成を目指しています。
今回の受賞は、学生たちの才能と努力の証であると同時に、東京工芸大学の教育レベルの高さを示す大きな成果と言えるでしょう。これからも、東京工芸大学アニメーション学科からは、世界を驚かせるようなクリエイターが輩出されることでしょう。
受賞作品へのアクセス
* TOTOトイレ川柳20回記念1(ワン)ロールシアター:
TOTO公式ウェブサイト (具体的なURLは公式発表をご確認ください)
東京工芸大学について
1923年創設の小西寫眞専門学校を前身とする東京工芸大学は、今年創立100周年を迎えました。テクノロジーとアートを融合した教育で、数々のクリエイターを輩出してきた歴史ある大学です。
学生たちのコメント
参加学生からは、「滲むのが難しかった」、「破れていたトイレットペーパーがあったが、破れた部分も味になった」といったコメントがあり、制作過程の苦労と創意工夫が伺えます。
ACC TOKYO CREATIVITY AWARDSについて
ACC TOKYO CREATIVITY AWARDSは、一般社団法人ACCが主催する、広告業界における権威あるアワードです。テレビ、ラジオCMのみならず、多様なクリエイティブ作品を対象としており、日本最大級規模を誇ります。