無線通信評価システム
2026-01-22 11:20:06

無線通信評価システムが中国市場に新旋風を巻き起こす

東陽テクニカがBluetest社製無線通信評価システムを中国市場に導入



株式会社東陽テクニカは、2026年1月より自社の中国子会社である「東揚精測系統(上海)有限公司」を通じて、スウェーデンのBluetest社製リバブレーションチャンバーの販売を開始することを発表しました。このシステムは、無線デバイスの性能を短時間で評価できる革新的な技術で、特にスマートフォンやノートPCといった無線通信機器に特化しています。

無線通信評価の重要性


近年、無線通信はモビリティやヘルスケアといった多様な業界で急速に普及しています。この背景には、より高精度な性能評価が求められていることが影響しています。特にOTA(Over-The-Air)計測手法は、中国においてもその重要性が増しており、車載無線通信機器やドローンなどの市場では、ますます高まっています。

一方で、無線通信機器の性能評価には通常、大規模な設備投資が必要とされるため、そのためのリソースを確保することが困難な企業も多いのが現状です。このような課題解決のため、Bluetest社のリバブレーションチャンバーが登場しました。

Bluetest社製リバブレーションチャンバーの特長


Bluetestのリバブレーションチャンバーは、電波無響室に比べてはるかにコンパクトな設計で、オフィスや小規模な施設でも設置可能です。この装置は、チャンバー内部で電波を反射・攪拌することにより、現実の通信環境に近い条件で無線デバイスを評価することができるため、測定時間も短縮されます。

具体的には、TRP(総放射電力)の測定を行う場合、通常の電波無響室では数十分かかるところを、Bluetestのシステムでは数分にまで短縮することが可能です。このことは、評価の効率性を劇的に向上させる要因となります。また、国際規格でもこの手法は公式に代替手法として承認されています。

市場ニーズに応える


東陽テクニカは、2007年からBluetest社の製品を日本市場で販売しており、モバイル通信技術の研究・開発や、モバイル端末のキャリア認証を目的とする企業に対して、この技術を提供してきました。今回のTYCの新たな販売代理店権の獲得により、中国市場における販売・技術サポートが一層強化されます。

今後は、携帯端末のみならず、モビリティやドローン、医療機器分野など、他の領域でも無線通信の利用が広がる中で、試験ニーズも増加することが見込まれます。これに対応する形で、東陽テクニカはBluetest社と連携し、高品質な無線通信の実現に寄与し続けることを目指しています。

Bluetest社と東陽テクニカの未来


Bluetest社は、小型アンテナ評価や無線OTA試験分野のリーダーとして、世界中の通信機器メーカーやIoT関連企業に広く利用されています。この度の協力関係が結実することで、東陽テクニカは新たな技術とソリューションを提供し、クリーンエネルギーや自動運転の分野でも高い測定性能を発揮することが期待されます。

近未来の無線通信評価のスタンダードを確立するべく、東陽テクニカはますます注力を続けていくことでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社東陽テクニカ
住所
東京都中央区八重洲1-1-6
電話番号
03-3279-0771

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