受講生80万人のID基盤統合プロジェクト
昨今、デジタルトランスフォーメーションの流れが進む中、教育分野でもIT技術を駆使した新たなサービスが求められています。その中で、CPAエクセレントパートナーズ株式会社は、受講生約80万人を抱える大規模なプラットフォームのID基盤を統合するプロジェクトを実施しました。このプロジェクトは、TC3株式会社の提供するID管理プラットフォーム「Tactna」と、Oktaが提供する「Auth0」を活用し、約5ヶ月という短期間で達成されました。
プロジェクトの背景
CPAエクセレントパートナーズは、「CPA会計学院」「CPAラーニング」「CPAジョブス」など、複数のサービスを展開していますが、それぞれのサービスに個別のID管理が行われていました。この状況を解消し、ユーザー体験の向上とセキュリティ強化を目的に、共通ID基盤の統合を決定しました。狙いは、簡便で安全なユーザー認証とデータ活用の促進です。
導入の取り組み
本プロジェクトは、2つのフェーズに分けて進行しました。最初のフェーズでは、10月に「会計学院」を統合し、続いて11月には「CPAラーニング」と「CPAジョブズ」の統合を実施。短期間での実施が求められましたが、TactnaとAuth0の導入により、以下のような重要な成果を挙げました:
1.
コスト削減と市場投入の迅速化
フルスクラッチ開発と比較して、初期コストを約3分の2に削減し、市場投入のスピードを50%向上させることに成功しました。
2.
ID統合フローの標準化
既存の複数サービスで各ユーザーが保持するIDを初回ログイン時に安全に統合する「ID統合モジュール」を構築。これにより、技術的な課題もTactnaの持つ標準機能を活用して解決しました。
3.
ユーザー利便性の向上
従来の「受講生番号」に加えて、メールアドレスによるログインもサポートし、ユーザーの利便性を大幅に向上させました。
今後の展望
CPAエクセレントパートナーズは、今回構築した共通ID基盤を、会計ファイナンス人材のインフラの中心とし、さらなるサービスの質の向上を目指しています。Tactnaは今後も、この分野に特化した機能の追加と改善を図っていく予定です。
ユーザーの声
プロジェクトに関わったCPAエクセレントパートナーズのCTO、小川氏は「800,000人の登録者を誇るプラットフォームにおいて、ユーザー体験とセキュリティの強化は極めて重要です。TactnaとAuth0を選択したことで、短期間でのリリースに成功し、既存ユーザーの安全な統合が実現できました。今後はAIエージェントの展開やデータ活用に注力したい」とコメントしています。
Oktaからのコメント
Okta Japanの代表取締役社長、渡邉氏は、「CPAエクセレントパートナーズ様のビジョンに貢献できたことを嬉しく思います。Tactnaの高い実装力により、複雑な移行が短期間で完遂されたのは意義深いと評価しています」と述べました。
おわりに
今回のID統合プロジェクトは、約80万人のユーザーに一貫したサービスを提供し、利便性を高める大きな一歩となりました。TC3としては、今後もIDに関連する業務の質を向上し、デジタルサービス開発に寄与していく所存です。詳細なプロジェクトの内容については、TC3のウェブサイトから確認することができます。