秋田の未利用魚登場
2021-10-29 17:00:17
秋田の未利用魚が渋谷に登場!SDGsレストランの新しい挑戦
秋田の未利用魚が渋谷でデビュー!
2021年11月1日、東京・渋谷の東急プラザにて、秋田県とSDGzプロジェクトが共同で開設する『SDGsレストラン』がオープンします。このレストランは、Z世代の視点から持続可能な開発目標(SDGs)に取り組むことを目的とした新しい試みです。
SDGzプロジェクトの背景
SDGzプロジェクトは、SDGsの17の目標を若い世代の観点から考え続ける活動であり、その一環として、特に環境保護や食品ロスの問題に対する意識を高めることを目指しています。今回のレストランでは、目指すべき目標の一つ「つくる責任、つかう責任」や「海の豊かさを守ろう」に焦点を当て、秋田県で漁獲された未利用魚に着目しました。
未利用魚とは、市場価値が低いために利用されない魚のことです。秋田県の海には約400種類の魚が生息していますが、そのうちの約100種類しか流通していません。残りの300種類はほとんどが廃棄され、また流通する100種の中でも規格外にされたものが多く捨てられています。これを受けて、SDGzプロジェクトと東急プラザ渋谷は、未利用魚をメインにしたブッフェ形式のメニューを作成しました。
メニューの紹介
SDGsレストランでは、日々新鮮な未利用魚を直送し、特製メニューとして提供します。例えば、以下のような品々があります:
1. 未利用魚ハツメ - ハツメのフリット
2. 未利用魚カレイ - カレイのムニエル
3. 未利用魚幻魚(ゲンゲ) - 幻魚の煮付け
4. 未利用魚真鱈 - 真鱈のマリネ
5. 未利用魚ホッケ - ホッケとポテトのロースト
このように多様なメニューが揃い、来店者には未利用魚の美味しさを味わってもらうだけでなく、食品ロス問題に気づくきっかけを提供します。なお、日によってメニューは変更されることがあります。
イベントの特色
さらに、SDGsレストランの訪問者には、未利用魚を擬人化したキャラクターのステッカーが配布されます。これは、魚に対する親しみを育むための試みであり、楽しみながらSDGsに触れる機会ともなっています。
また、秋田で漁師研修を受けるZ世代の若者たちがこの取り組みに参加しており、魚食の楽しさや持続可能な食文化の重要性を広めています。自らの経験を元に、秋田の未利用魚が持つ魅力を伝えていくその姿勢は、多くの人々にインスピレーションを与えています。
これからの展望
今回のSDGsレストランは、単なる飲食店ではなく、持続可能な社会について考えるためのプラットフォームとして機能します。東急プラザ渋谷はこれを通じて、サステナブルな活動に取り組むと同時に、人々の意識をも変えていくことを目指しています。
また、別の企画「未利用魚MIRIYOUGYO DEBUT PROJECT」として、未利用魚をテーマにした漫画も制作予定で、そのキャラクターたちが新たな文化を生むことを期待されています。
このように『SDGsレストラン』は、食をサステナブルに楽しみながら、Z世代が持続可能な未来を考えるきっかけを提供する重要な存在となることでしょう。ぜひお立ち寄りいただき、秋田の美味しい未利用魚をお楽しみください!
会社情報
- 会社名
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株式会社N.D.Promotion
- 住所
- 東京都渋谷区神宮前6-27-8エムズ原宿3F
- 電話番号
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