充実したキャリアを築くための新たな一歩
2025年10月、食品企業の6社におけるDE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)推進策の一環として、セミナー「LADY, GO UP!」が開催されました。このイベントには、サッポロホールディングスやニチレイフーズ、日清製粉グループ、森永製菓、森永乳業、ロッテホールディングスなどの女性社員47名が参加し、多様な働き方を学び取る貴重な機会を得ました。
DE&I推進企画「Co-ALIVE」とは
「Co-ALIVE」は、各企業の枠を超えて、全社員が多様性について考え、企業価値の向上を目指すプロジェクトです。この取り組みには、ダイバーシティフォーラム「SPIRAL UP!」や、女性社員向けの「LADY, GO UP!」、知識の多様化を促進する「Meet UP!」などが含まれ、女性社員が自分のキャリアを構築するための支援が行われています。
セミナーの内容
セミナーは、基調講演とワークショップの2部構成で行われました。基調講演はオンライン形式で実施され、'元株式会社ポーラの代表取締役社長、及川美紀氏が「可能性の扉をひらく~リーダーの形は一つではない~」と題して講演を行いました。
及川氏は自身のキャリアにおける数々の経験をもとに、リーダーシップや多様性の重要性を参加者に伝えました。「リーダーとは完璧な存在ではなく、長い旅を経て育っていくもの」と語り、失敗や葛藤を経て進んでいく過程が大切であることを強調しました。多くの聴講者がその言葉に共感し、彼女の体験談から多くの気づきを得ました。
講演の中で、及川氏は自分の可能性を広げるためには他者の支えが不可欠であることを強調しました。自身の成長は一人ではできないこと、また他者とのコミュニケーションの重要性を再認識させられました。
パネルディスカッション
セミナーの2日目には、女性管理職によるパネルディスカッションが行われました。このセッションでは、各社の女性管理職が自らの経験を振り返りながら、仕事に対する考え方や哲学について語りました。参加者からは、現場での実践的な知見を得られる貴重な時間であったとの声が多数寄せられました。特に、同じ業界で働く他社の人々との交流が、自身のキャリアに新たな視点をもたらしてくれるという意見が多く、意義深い機会となったようです。
参加者の反応
全体を通して、参加者からは多くの感謝の声や、自己のキャリアに対する姿勢を見直すきっかけとなったとのコメントが寄せられました。「固定観念を捨て、自分だけのキャリアを描きたい」との意欲的な意見や、マネージャーになることへの葛藤から前向きに挑戦しようという声が上がるなど、参加者一人ひとりが貴重な学びや気づきを持ち帰ることができたようです。
今後の展望
このセミナーを通じて、食品業界の女性社員たちが自己成長を意識し、それぞれのキャリアを築く時がやってきたことを感じます。また、こうした取り組みは今後も続き、さらなる多様性促進の道筋を作ることが期待されます。
DE&I推進企画「Co-ALIVE」は、今後も多様なイベントやプログラムを展開し、女性社員が活躍できる環境を広げていくことに力を注いでいくことでしょう。