東京いずみ幼稚園の音読教育の成果
東京都足立区にある東京いずみ幼稚園が、長年にわたって実施してきた音読教育が注目を集めています。そして、その成果を一般向けに公開する書籍『国語に強くなる音読ドリル』が2024年8月30日に発刊されることが決まりました。この書籍は、同園の独自の音読方法を基にした教材であり、幼児期から美しい日本語に触れることで国語力を高めることを目指しています。
驚異のIQを誇る卒園児たち
この幼稚園では、3歳から4歳の子どもたちが『平家物語』や『論語』といった大人でも難解な漢字仮名交じりの古文・漢文を音読し、短期間で暗唱する姿が数多くのメディアに取り上げられてきました。その結果、卒園児の平均IQは120を超えており、これは一般的な平均IQである100を大きく上回る数字です。この高い知能指数は、音読を通じて培われた語彙力や読解力が基礎になっていると考えられています。
近年、教科書を読むことが難しい子どもたちが問題視される中、音読による教育方法は注目されています。言語能力や知的能力の向上が、将来の学びにも繋がるのです。特に、AI時代を生き抜くための力としても重要な要素とされています。
音読ドリルの特長
『国語に強くなる音読ドリル』には、以下のような特徴があります。
1.
幅広い作品を収録:本書では、故・石井勲氏が提唱した『石井式漢字教育』を基に、51作品を厳選。日本の古典文学をはじめ、美しい日本語に触れることができます。
2.
楽しい音読メソッドの提供:幼児期から楽しく音読をするための秘訣を巻頭で紹介しています。家庭でも続けられる方法を通じて、子供たちがむしろ楽しみながら学べることが狙いです。
3.
このドリルを通じた新しい出会い:東京いずみ幼稚園に通えない家庭や保育園に通う子どもたち向けに、新たな音読の機会が提供されます。
4.
音読宿題への適応:小学生になると、音読の宿題が多く出されがちです。幼少期から本書を用いた音読トレーニングを続けることで、自信を持って宿題に取り組むことができるでしょう。
保護者の声
保護者からは、「家族全員で音読を楽しみました。本当に子どもは耳で覚える力があるんだなと実感しました」との声が寄せられています。また、「3歳の娘が本当に長い詩を暗唱して驚いた」という意見も多く、年齢に関係なく楽しみながらの学びが広がっています。
書籍情報
本書『国語に強くなる音読ドリル』は、小泉敏男氏と小泉貴史氏が監修を行っており、価格は1,540円(税込)で、128ページの内容です。出版は株式会社致知出版社から行われ、特設ページでも詳しい情報が公開されています。
この新しい音読ドリルの刊行は、子どもたちにとって素敵な国語の世界に触れるきっかけとなるでしょう。そして、東京いずみ幼稚園の音読教育が、ますます多くの家庭に広がることを期待しています。