近畿大学文芸学部の学生たちが手掛けたサカイ引越センターの新PRトラック披露会

近畿大学文芸学部の学生が手掛けたサカイ引越センターのPRトラック披露会

近畿大学文芸学部の学生が、株式会社サカイ引越センターのPRトラックのラッピングデザインを担当しました。このプロジェクトは、サカイ引越センターとの産学連携の一環として行われ、学生たちにとって貴重な実学教育の機会となっています。2025年4月17日には、完成披露会が近畿大学東大阪キャンパスで開催され、そのデザインの魅力がお披露目されます。

プロジェクトの始動とデザイン案の制作

このプロジェクトは、2023年12月にサカイ引越センターから依頼を受けたことから始まりました。学生たちは、初めに同社本社を訪れ、引越体験を通じて企業の実情を理解し、社員とのディスカッションを重ねました。その中で、デザインの目的が具体的に設定されました。目的には、「近畿大学とサカイ引越センターの連携を伝える」「視覚的にインパクトを持たせる」「親しみやすいデザインにする」ことが含まれました。

この方向性を基に、学生は8つのチームに分かれて各自のデザイン案を進めていきました。担当者へのプレゼンテーションや意見交換を重ね、最終的には14件の案が提出されました。提案されたデザインの中から、サカイ引越センターの社員1,115人による投票を経て、コーポレートキャラクター「まごころパンダ」と、「近大マグロ」を組み合わせたデザインが選ばれました。

ラッピングデザインの特徴と“映えスポット”

選ばれたデザインは、ただのトラックの装飾を超えたものです。写真映えすることに焦点を当て、停車中のトラックを背景に撮影したくなるような工夫が施されています。名付けて「移動をエンジョイするフォトスポットトラック」。このトラックのラッピングには、プロジェクトの詳細やデザイン案を確認できる二次元コードも印刷されており、見た人が興味を持って内容を深く理解できるようになっています。

完成披露会の詳細

披露会の実施日時は、2025年4月17日（木曜日）の午後3時から4時までで、近畿大学東大阪キャンパスのブロッサムカフェ内で行われます。イベントには、近畿大学文芸学部の教授や講師、学生たち、さらにはサカイ引越センターの執行役員も参加し、さまざまなプログラムが用意されています。

プログラムには、挨拶やトラックのお披露目、集合写真の撮影、さらには質疑応答の時間も設定されています。このような一連の活動を通じて、学生たちはデザインにおける実践的な知識を身につけ、企業とのコラボレーションの重要性を実感していることでしょう。

学生の視点

学生たちにとって、このプロジェクトは単なる課題ではなく、実社会におけるデザインの有用性を理解する大きなステップとなりました。彼らは、自分たちのアイデアが実際の形となり、企業のPR戦略に貢献することに大きな意義を感じていると述べています。

このように、近畿大学の学生たちは、デザインの提案から実用化に至るまでの過程を体験し、実学教育の真髄を学ぶ貴重な機会となっています。