渋谷駅周辺が劇的に進化!再開発計画が最終章へ
渋谷駅を中心に進行している大規模な再開発計画が、いよいよ最終章へと突入します。2030年度にホームやデッキによる歩行者ネットワークが完成し、その翌年度には新たな商業施設が誕生する予定です。これにより、渋谷駅及び周辺地域のアクセス性が向上し、広場整備も進められ、みんなが楽しめる“駅まち一体開発”が現実のものとなります。
再開発の概要
2019年度、渋谷駅の東棟である「渋谷スクランブルスクエア第Ⅰ期」が開業しましたが、これに続く「第Ⅱ期(中央棟・西棟)」の工事は2025年5月から開始されます。本プロジェクトは、東急株式会社、東日本旅客鉄道株式会社、東京地下鉄株式会社が共同で進めています。複雑な都市構造を持つ渋谷駅周辺には、インバウンド旅行者を含む多くの訪問者がやってきます。そのニーズに応えるため、地域からの要望も反映されながら、渋谷の魅力を最大化する計画となっています。
卓越したアクセス改善
2030年度には、2~4階のレベルで結ばれた多層な歩行者ネットワークが完成します。これにより、東西南北を結ぶ新たな通路が整備され、利用者が快適に移動できる空間が生まれます。特に、最大幅員20m超の自由通路が整備されることで、混雑が緩和され、分かりやすい動線が確保されます。
商業施設の進化
2031年度には、商業フロアの面積が最大約6,000㎡となる首都圏最大級の商業施設が誕生する予定です。コンセプトは多様性で、来訪者にさまざまな過ごし方を提供します。特に、10階には各国大使館などと連携した文化交流体験ができる「10階パビリオン(仮称)」も設計されています。このパビリオンは、世界的に著名なデザインのアーキテクトによって手掛けられ、渋谷のビジョンを体現する空間となることが期待されています。
さらなる広場整備
2034年度までに、全体の完成が見込まれています。完成時には、ハチ公広場を中心に、さまざまな広場の整備が行われます。これらの広場は、渋谷での交流を享受できる憩いの空間となることでしょう。また、非常時の避難場所としての機能も考慮されます。広場空間での交流やリラックスが、渋谷のにぎわいをさらに引き立てることになるでしょう。
工事期間中の取り組み
再開発期間中は、工事の影響で動線が変更となり、訪れる方々にご迷惑をおかけすることもありますが、安全第一で作業が進められます。また、工事の進捗を見学できる機会も設けられ、渋谷の未来に触れることができるイベントも予定されています。
渋谷の駅周辺はまさに「まちびらき最終章」に差し掛かっています。進化する渋谷を感じながら、これからの変化を楽しみに待ちましょう。