スイッチセット貸出サービスの開始
私たちの生活には、様々なスイッチが欠かせません。部屋のライトをつける電気スイッチやインターホンの鍵を開けるスイッチ、テレビのリモコン。これらは、私たちの日常を快適にするための重要な道具です。また、PC操作にはキーボードやマウスといった入力装置も必要ですが、身体の状態が変化した場合にどうやってそれを使用し続けるかが大きな課題となります。
身体的な不自由さを抱える方々にとって、適切なスイッチが生活の質を向上させる重要な要素です。現在、障害が原因で一般的に使われているスイッチに難しさを感じることが多いため、より利用者に合った新しいスイッチの必要性が高まっています。ここで、私たちICT救助隊が新たに提案するのが、「スイッチセット貸出サービス」です。このサービスでは、多種多様なスイッチをセットにして無料でお試しいただける機会を提供します。
スイッチの種類と特徴
スイッチには、一般的な接点式と多様なセンサー式があります。接点式は、手で押すタイプのもので、非常にシンプル。これに対し、センサー式は、光や筋肉の動き、圧力など、様々な方法で反応するため、自分に合った方法で操作が可能です。具体的には、次のようなスイッチがあります。
1. 接点式スイッチ
- - ジェリービーンスイッチツイスト
- - ビッグスイッチツイスト
- - スペックスイッチ
- - フットスイッチ
- - マイクロライトスイッチ
- - ホッペタッチスイッチ
2. センサースイッチ
- - ポイントタッチスイッチ
- - ピエゾニューマティックセンサースイッチ PPSスイッチ
- - エアースイッチ2 AS2
- - 空圧センサー用シリコンチューブ
3. アームクランプ一式
- - スタンダードアーム
- - ユニバーサルアーム
- - スーパークランプ
- - ユニバーサルマウンティングプレート一式
4. ICT救助隊オリジナルスイッチ
その用途は多岐にわたり、利用者の状況に合わせて適合するものを選ぶことが求められます。そのため、このサービスでは、スイッチを様々なケースに対応できるようにセットにし、一定期間無料で貸し出します。
システムの流れと申込方法
貸出期間は6週間であり、延長も相談可能です。スイッチの貸出は無料ですが、往復の送料は利用者負担となります。申込はICT救助隊運営の「コミュニケーション支援ブログ」の「機器貸出」ページから行えます。詳細はブログ内の「機器貸出フォーム」を参照してください。
支援の意義
身体に合ったスイッチを見つけることができなければ、せっかくのパソコンやコミュニケーション支援機器を無駄にしてしまうこともあります。しかしこのスイッチ貸出サービスを利用することで、利用者の方々が新たな選択肢を見出し、「これなら使える」と思えるスイッチに出会える可能性が広がります。
私たちICT救助隊は、今後も情報通信技術を活用し、障害の有無に関わらずそれぞれが自由に生活できる社会の実現を目指していきます。
詳細に関しては、お問い合わせもお気軽にどうぞ。特定非営利活動法人ICT救助隊 機器貸出担当の今井または仁科までご連絡ください。