子育て世代への新しい支援プログラム「タクステ」
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新たな子育ての支援が始まった
ジェイアール東日本都市開発が、川崎駅近くで一時託児サービス「TAKUJI STATION タクステ」の実証実験を行っています。これは、地域の子育て世代のニーズに応える新たな取り組みです。このサービスは、忙しい親たちが安心して子どもを預けることができ、少しの「自分時間」を持つことができる機会を提供します。
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タクステの目的と特徴
このタクステは、特に未就学児を持つ家庭をターゲットにしており、保育の専門知識を活かして安心・安全な託児を実現します。利便性を重視し、駅近という立地で、利用者が気軽に訪れることができます。また、地域の提携パートナーとも連携し、託児を利用することで受けられる特典も用意され、より豊かなリフレッシュ時間を過ごすことが可能です。
アンケートから浮かび上がるニーズ
ジェイアール東日本都市開発が行った調査では、子育て世代から「ひとりの時間が持てない」「自分のことを後回しにしがち」といった悩みが多く寄せられました。また、一時預かりサービスの利用に不安を感じる声もあり、この課題に対する新しい切り口が求められていることが浮き彫りになりました。
実証実験の成果
初回の実証実験では、30組以上の親子が参加し、実際にサービスを体験しました。その結果、参加者からは「夫婦での時間をもった」「駅チカで便利」と高い評価を得ました。一方で、託児中に近くのショッピングモールでの買い物やリラクゼーションを楽しんだ方も多く、さらなる利用の可能性が見えました。これにより、地域の商業施設とのシナジーを生むことが期待されています。
提携パートナーと連携した取り組み
タクステでは、株式会社Mine.が運営する横浜の託児所カフェ「min tid mom」との連携を通じて、質の高い保育を提供しています。また、川崎エリアに根ざした様々な企業との提携が進められており、地域全体で子育て支援に取り組む姿勢が強化されています。
今後の展望
今後も実証実験は続き、次回は10月と11月に開催される予定です。この取り組みが成功すれば、より多くの地域で同様のサービスが展開される可能性があります。託児サービスの向上と地域活性化が強く結びつくことが期待されており、子育て世代にとってのありがたい支援が一層強化されていくはずです。
新規事業コンペ「燈台」の意義
この「タクステ」は、ジェイアール東日本都市開発の社内コンペ「燈台」の成果でもあり、社員自らが発案した取り組みです。「燈台」は、社会の変化に応じて新たな道を照らすという志が込められています。これからの都市開発には、地域のニーズに応じた柔軟な対応が求められており、子育て支援もその一環として重要なテーマとなっていると言えるでしょう。