持続可能な食の未来
2024-11-28 12:35:53

持続可能な食の未来を目指す「Enz Koji」プロジェクトが始動

新たな価値を生む「Enz Koji」プロジェクト



持続可能な社会の実現を目指す一般社団法人アップサイクルが、西日本各地の企業と協力し、食品副産物を利用した新たなプロジェクト「Enz Koji」を始動させました。この取り組みは、資源を再利用し、循環型社会の構築を目指すもので、2024年11月28日から「ポリフェノールたっぷりパン」という新商品が登場します。

アップサイクルの新たな挑戦



アップサイクルは、2023年2月に設立された団体で、現在は43社が参加しています。このプロジェクトには、株式会社フジワラテクノアートが固体培養技術を提供し、食品副産物から「麹」を生成。その新たな麹を活用して、さまざまな商品を開発することが目的です。

「Enz Koji」という名前には、循環を意味する「円」や、麹菌に由来する「酵素(Enzyme)」、参加企業との「縁」などの意味が込められています。この名称は、循環型社会の実現に向けた重要なメッセージを持っています。

環境に配慮した新商品



プロジェクトの第一弾となる「ポリフェノールたっぷりパン」は、わずか15%ながらも抽出後のコーヒー豆を基に作られ、多くの栄養素が含まれています。コーヒーは世界中で愛される飲み物ですが、その抽出後には多くの豆が廃棄されていました。この新しいパンは、廃棄されるはずの食品材料を利用して作られているため、エコロジーだけでなく、ガストロノミーの革新にも寄与しています。

商品の詳細



「ポリフェノールたっぷりパン」は、プレーンとフルーツの2つのバリエーションがあり、それぞれ650円で購入可能です。

  • - ポリフェノールたっぷりパン(プレーン)
シンプルな甘さとしっとりとした食感。コーヒーの香ばしさが引き立つ一品。

  • - ポリフェノールたっぷりパン(フルーツ)
洋酒漬けのフルーツを加え、深い味わいが楽しめます。焼ドーナツ風のしっかりとした食感も特徴です。

このパンは、ネスカフェの旗艦店「ネスカフェ 原宿」でも販売されます。顧客は、新しい食文化の一環として、カフェで再びコーヒー豆を楽しむことができるのです。

デザインとビジョン



「Enz Koji」のブランドロゴは、特定非営利活動法人インクルーシヴ・ジャパンに所属するアーティストの手によるものです。ロゴは小さな文字が円形に形成され、循環と「縁」を表現しています。このデザインも、プロジェクトの理念に則ったものであると言えます。

この取り組みを通じて、参加企業は全体として、環境保護や資源リサイクルへの意識を高め、持続可能な社会の実現に寄与していきたいと考えています。アップサイクルがもたらす新しい価値の創出に、今後も目が離せません。


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会社情報

会社名
一般社団法人アップサイクル
住所
大阪府大阪市中央区本町3-3-9
電話番号

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