医療的ケア児と家族に贈る特別なクラシックライブ
2023年10月、東京都府中市のソイナース府中Portにて、医療的ケア児や重症心身障がい児を対象にした初の「100万人のクラシックライブ」が開催されました。このイベントは、株式会社Medi Blancaが運営するサービスの一環であり、一般財団法人100万人のクラシックライブの協力のもと実現したものです。音楽を通じて、医療的ケアが必要なお子様やそのご家族に豊かな文化体験を提供することを目的としています。
背景
ソイナースは、「すべての子どもとその家族、そして看護師が健やかに生きられる社会を目指す」という理念のもと、小児専門の訪問看護などを展開しています。ソイナース府中Portは医療的ケア児を専門に支援する児童発達支援・放課後等デイサービスとして、多様なニーズに対応しています。このようなお子様は、音楽イベントへの参加をためらうことが多く、特に医療行為が必要な場合、その心理的負担は大きいです。
今回のイベントでは、医療的ケアが必要な方々が音楽を楽しむことができる場を整えることで、より多くの方々に音楽を通じた体験を提供したいという思いから実施されました。
特別な音楽体験
イベント当日、ヴァイオリニストの間脇佑華氏とピアニストの竹内麻優氏をお迎えし、医療的ケア児とその家族、きょうだい8名が参加しました。会場は多くの笑顔に包まれ、親しみやすい楽曲が披露されました。「サライ」や「さんぽ」、ヴィヴァルディの『四季』より「春」、サン=サーンスの『動物の謝肉祭』など、子どもから大人まで楽しめるプログラムが用意されました。
「音や声が出ても大丈夫」という安心感のもと、看護師のサポートを受けながらリラックスした雰囲気の中で演奏が行われました。子どもたちは足を動かしたり、演奏者の問いかけに元気よく反応したりする姿が見られ、会場全体が温かさに包まれました。
音楽と物語の融合
演奏だけでなく、楽器についての説明もあり、保護者からは驚きの声が上がる場面も。子どもたちだけでなく、家族全員が新たな気づきを得る貴重な時間となりました。後半では絵本の読み聞かせに電子ピアノの効果音を添え、子どもたちは物語の世界に自然と引き込まれ、笑顔を見せていました。
音楽と物語の融合は、参加者にとってかけがえのない体験であり、日常の読み聞かせとは違った世界観を楽しむことができました。子どもたちの想像力を豊かにするだけでなく、家族にとっても思い出に残る時間となりました。
今後の展望
今後もソイナース府中Portでは、医療的ケア児や重症心身障がい児、その家族に向けて、多様な体験や交流の機会を提供する取り組みを続けます。また、見学や利用相談も受け付けており、医療的ケア児の預け先や日中活動の場を求める方にも親身にサポートします。
最初のクラシックライブに心を寄せてくださったご支援者、協力者、そして演奏を行ってくださったお二人に心より感謝申し上げます。音楽がもたらす笑顔や感動を今後も大切にしていきたいと思っています。
100万人のクラシックライブについて
一般財団法人100万人のクラシックライブは、全国各地で音楽による感動を共有する活動を進めています。音楽を通じて人々をつなげることを重視し、様々な演奏会を定期的に開催しています。詳しくは公式サイトをご覧ください。
100万人のクラシックライブ公式サイト
ソイナース府中Portとは
医療的ケア児を支援するソイナース府中Portは、看護師が常駐し、お子さま一人ひとりの発達や興味に寄り添ったサポートを行っています。地域とのつながりに取り組み、安心して過ごせる環境を整えています。
ソイナース府中Port公式サイト
施設情報
- - 所在地: 東京都府中市白糸台5丁目39−10 谷中商事ビル 1F
- - 運営会社: 株式会社Medi Blanca
これからも、医療的ケア児とその家族が地域の中で豊かな経験を積んでいけるよう支援を続けます。