DigiKey、STMicroelectronicsの新マイクロプロセッサ「STM32MP25」を発表
半導体および電子部品のオンライン販売を行うDigiKeyが、STMicroelectronicsから新たに発表された第2世代マイクロプロセッサ「STM32MP25」のリリースを明らかにしました。このマイクロプロセッサは、業界内で広く利用されているSTM32製品ラインに新たな機能を追加し、その多様性と深度を増すことで、開発者のニーズに応えることが期待されています。
STM32MP25の特徴
最先端のSTM32MP25は、マシンビジョンを含む高性能なエッジコンピューティング用のユースケースを支援する設計となっています。スマートファクトリーやスマートヘルスケア、さらにはスマートビルディング、インフラ構築の未来における様々なアプリケーションの進化を促進します。このマイクロプロセッサは、産業界の4.0化を促し、先進的なエッジAIの機能も搭載しています。
DigiKeyにおけるマルチマーケット半導体担当のSean Sorteberg氏は「DigiKeyとSTMicroelectronicsとのパートナーシップを通じて、お客様に高い価値を提供していきます。これからも最新技術ソリューションを通じて、セキュリティやIoTの課題に応える努力を続けます」と述べています。この新たなマイクロプロセッサにより、開発者はさらに多様な選択肢を得、設計の幅を拡げられるでしょう。
産業グレードの性能
STM32MP25は、シングルまたはデュアルの64ビットArm® Cortex®-A35コアを使用しており、特にインダストリ4.0やデュアルデータストリームに最適なプラットフォームとして設計されました。最大1.35TOPSの専用ニューラルプロセッサを搭載し、エッジAIの加速と堅牢なセキュリティを考慮した設計です。これにより、最新のマシンビジョンをはじめとする先進的なアプリケーションに新たな可能性をもたらします。
開発者にとっての利点
STMicroelectronicsでマイクロコントローラ、デジタルおよびRF製品グループのアメリカ担当バイスプレジデントのLoris Valenti氏は、「STM32MP25マイクロプロセッサは、コネクテッドエッジIoTデバイスのインテリジェンスと処理能力を高めます」と語りました。また、「新しいSTM32MP257F-DKディスカバリーキットは、STM32エコシステムに特化したOpenSTLinuxソフトウェアが実行可能で、開発者はプロジェクトのスタートを迅速に行うことができます」と続けています。
この新シリーズの詳細については、DigiKeyの公式ウェブサイトを訪れることで確認できます。STM32MP25によって、開発者は多様なニーズに応じた最先端の技術を手に入れることができるでしょう。また、DigiKeyは急成長するオンラインディストリビューションのリーダーとして、世界中のエンジニアや設計者に最新の製品と専門的なサポートを提供しています。
DigiKeyとは
DigiKeyは米国ミネソタ州シーフリバーフォールズに本社を構える電子部品のディストリビューターで、最先端の商取引モデルにより業界で高く評価されています。3,000以上のブランドメーカーが提供する1,590万点以上の部品を取り扱い、即時出荷も可能です。また、デジタルソリューションや効率的なツールを多数用意し、設計者や購買担当者を支援しています。最新の情報については、DigiKeyの公式ウェブサイトやSNSをぜひチェックしてください。