東京メトロとFEATI大学の連携
2025-04-16 14:23:03

東京メトロ、フィリピンFEATI大学と研修覚書締結で鉄道人材育成へ貢献

東京メトロ、フィリピンFEATI大学との研修覚書締結



東京メトロ株式会社は、フィリピン共和国のFEATI大学と鉄道運営に関する「研修に関する覚書」を交わしました。この取り組みは、東京メトロが持つ鉄道運営のノウハウや経験を活かし、フィリピンにおける鉄道人材の育成を促進することを目指しています。

FEATI大学の概要



FEATI大学は1946年に設立され、航空工学を中心に教育を行ってきました。近年では、工学部において鉄道エンジニアリングコースを新設し、鉄道業界の技術者育成にも力を入れています同大学では、マニラ首都圏におけるライトレール運営会社などに多数の卒業生を輩出しています。

過去の連携と今後の展望



東京メトロとFEATI大学の関係は、2020年に始まりました。東京メトロが丸ノ内線02系車両を無償で譲渡したことがきっかけです。それ以降、FEATI大学は「Tokyo Metro Academy」に参加し、技術講座を受講し続けています。このような取り組みを経て、両者の連携がさらに深まり、今回の覚書が締結されました。

この新しい合意のもとで、東京メトロはFEATI大学に対し、鉄道運営に関する技術協力を行うことが可能となります。それにより、フィリピンの鉄道網拡大に伴う人材育成に貢献し、現地の鉄道関係者に対する東京メトロの認知度向上も図られるでしょう。

研修プログラムの提供



具体的な協力内容は、以下の三つの協力事項に基づいて進められます。
1. 技術協力と連携: 東京メトロは、FEATI大学に技術的アドバイスを行い、教育プログラムへ具体的な知見を提供します。
2. Tokyo Metro Academyの優遇: FEATI大学はロイヤル顧客として、オンライン講座や訪日研修において特別なサービスを受けることができます。
3. 広報活動: 両者の協力関係に関する情報をSNSなどで発信し、相互の認知度を高める活動を行います。

Tokyo Metro Academyの紹介



東京メトロが提供する「Tokyo Metro Academy」は、世界の鉄道関係者を対象としたオンライン講座や訪日研修プログラムです。これまでに、22カ国の参加者があり、当社のノウハウに高い関心を見せています。また、この取り組みは第22回日本鉄道賞の特別賞も受賞しており、内容の充実さが認められました。

今後も「Tokyo Metro Academy」は継続して開催され、多様なニーズに応えることで、世界各国の交通サービスの進展に寄与していく考えです。

まとめ



今回の東京メトロとFEATI大学の協力関係の構築は、両者にとって新たな展望を開くものです。フィリピンの鉄道業界が成長を続ける中、東京メトロの経験と技術が、現地の人材育成に大きく貢献することが期待されています。今後、両者の関係がどのように進展していくのか、注目が集まります。


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会社情報

会社名
東京地下鉄株式会社
住所
東京都台東区東上野3-19-6
電話番号

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