警固公園での一人一花オータムフェス2024
2024年10月30日から11月3日までの5日間、福岡市の警固公園で「一人一花オータムフェス2024」が開催されました。このイベントは「花で楽しむハロウィン」をテーマにしており、公園内を花々で彩ることを目的としています。市民が一緒に花壇を作りながら共同で地域の景観を美化することを目指した、非常に魅力的な取り組みです。
思い出に残る花壇づくり
イベントの初日、警固公園には幅広い年代の人々が集まりました。秋の気配が漂うこの時期に、花壇づくりに取り組むための準備が整いました。「みんなでつくる花壇プロジェクト」では、認知症フレンドリーセンターや福岡オレンジパートナーズから40名、西日本短期大学および筑紫女学園大学から19名、中央保育園の園児34名が参加しました。
福祉花壇は特に注目され、年配の方や車椅子利用者が作業しやすいように背の高いレイズドベッドが設置されました。この取り組みは、ハンディキャップを持つ方々も参加しやすくするための配慮がされており、共創型のまちづくりの理念が込められています。
学生たちはチームに分かれ、花壇の装飾プランを立て、苗の配置を協議しながら素敵な花壇を作るために切磋琢磨しました。完成した花壇は色とりどりの花に囲まれ、彼らの努力の結晶となりました。園児たちは各自木箱を使い、それぞれの個性を表現した花壇を作り、楽しそうに作業しながら完成を喜ぶ姿が印象的でした。
ハロウィンに合わせた楽しい雰囲気
ハロウィンが近かったため、参加者たちはコスプレをしながら花壇づくりに挑む姿が見られ、イベント全体に明るく楽しい雰囲気が漂いました。一般部門で最優秀賞を獲得したりんりん保育園&わくわく家族の制作した「Happy ghost gate」は、ユニークな趣向が凝らされ、多くの来場者の注目を集めました。
これからの展望
このフェスティバルは、2025年3月23日から27日に福岡市植物園で開催予定の「花の祭典」(Fukuoka Flower Show Pre-Event)への足がかりとして位置付けられています。福岡市の担当者は、「市民による共創型のまちづくりを進めていくために、引き続き皆さんのご協力をお願いしたい」と語っています。今後も地域の景観を花で彩る取り組みが続き、市民の絆を深めていくことでしょう。花と共にみんなで楽しむ地域づくりを目指して、ますますの参加を呼びかけています。
このイベントは、市民一人一人が協力し、共に楽しむ姿勢を示した成功の証となりました。福岡の美しい景観作りに向けて、今後も市民の力が重要な役割を果たすことでしょう。