全国初の試み
大阪府羽曳野市、和歌山県紀の川市、岡山県浅口市の3市が連携し、ふるさと納税の返礼品の品質向上を目指す新たな取り組みが行われました。特に注目されたのは、返礼品出品事業者に対して直接調査の告知をせずに実施した覆面調査です。これは、実際に寄附者の手に渡る際の返礼品の状態を直接確認する目的で行われました。
調査の目的と背景
返礼品の品質保証は、寄附者の満足度を高め、ふるさと納税の活性化に繋がる重要な要素です。しかし、これまで市が確認できていなかったことが多くありました。コロナ禍で、ふるさと納税への関心が高まる中、各市が力を合わせて取り組むことが求められました。調査結果は、返礼品事業者へのフィードバックとして活用され、全体の品質改善に貢献することが期待されています。
調査内容と結果
調査では、返礼品の品質、梱包方法、さらには同梱物の有無や内容についても確認されました。特に、青果品は梱包の不足が指摘され、運搬中の破損リスクが懸念される一方で、加工品の中には使用方法や保存方法が明記された非常に丁寧な商品もあり、高い評価を得たものもありました。これらの結果を踏まえて各市は今後の改善策を考慮することになります。
取り組みの将来
本調査を通じて、これまで気付かなかった問題点や改善点を数多く発見しました。これらのフィードバックを返礼品出品事業者と共有することで、各市が誇る地域の特産品の魅力をさらに高め、寄附者の満足度向上につなげていく計画です。
完成された取り組みの情報
本取り組みは、紀の川市が令和5年度から始め、今回は岡山県の浅口市、大阪府の羽曳野市も参加する形で7月15日に合同開催されました。これまで他の市との共同調査は例がなく、全国初の試みとして大きな注目を集めています。今後もこのような取り組みを続けることで、ふるさと納税の新たな魅力を発見し、さらに多くの寄附者に愛されるものとなるでしょう。
詳細情報やお問い合わせは【紀の川市覆面調査特集ページ】をご覧ください。