新入社員調査2024
2024-07-18 15:27:56

新入社員の実態に迫る!2024年度版「会社生活調査」結果発表 - 仕事のストレス要因や上司への期待、そしてAI活用への意欲は?

新入社員が抱えるストレスと期待 - 2024年度「会社生活調査」結果発表



産業能率大学総合研究所が毎年実施している「新入社員の会社生活調査」の2024年度版の結果が発表されました。本調査は、2024年に入社した新入社員を対象に、仕事に対する意欲や意識、将来の目標などを調査したもので、今年で35回目を迎えます。

今回の調査では、近年注目を集めている生成AIの活用について、新入社員に質問が設けられました。その結果、「必要に応じて活用を検討する」と回答した人が40.5%、「業務のサポートとして活用したい」と回答した人が30.6%、「積極的に活用して効率化や新しい価値を生み出したい」と回答した人が15.6%と、86.7%の新入社員が仕事で生成AIを活用する意向を持っていることが明らかになりました。

一方、仕事でストレスを感じやすい状況としては、「仕事のミスや目標達成が難しく、自分の能力不足を感じるとき」が67.3%、「上司や同僚、顧客との関係でトラブルがあり、人間関係が原因で悩むとき」が52.8%と、半数以上の新入社員が能力不足や人間関係によるストレスを抱えていることが分かりました。さらに、「仕事量の多さや難易度の高い任務に直面し、自分一人では対応できないと感じるとき」が36.1%と、仕事量の多さや難易度に対する不安も大きいようです。

では、新入社員は上司や先輩にどんなことを期待しているのでしょうか?「実践前にやり方や手順などを細かく教えてくれること」が62.3%と最も多く、新入社員は丁寧な指導を望んでいることが分かります。次いで「誰に対しても平等に接してくれること」が57.2%、「良い仕事ぶりに対して誉めてくれること」が54.7%、「率直かつ建設的なフィードバックを提供してくれること」が52.0%と、上司・先輩には公平な評価と具体的なフィードバックを求めている傾向が見られます。

今回の調査結果からは、新入社員は仕事に対する意欲と同時に、能力不足や人間関係、仕事量の多さなど、様々なストレスを抱えていることが分かります。上司・先輩は、新入社員の不安を解消し、安心して仕事に取り組める環境作りが重要となります。また、生成AIの活用についても、新入社員の意向を把握し、適切な教育やサポートを提供することで、業務効率化や新しい価値創造に繋がる可能性があります。


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