ひろぎんホールディングスとブレインパッドが共創するAIエージェント
株式会社ひろぎんホールディングス(社長:廣江 裕治)と株式会社ブレインパッド(社長:関口 朋宏)は、生成AIを活用した業務変革の一環として、資料作成業務の自動化を目指すAIエージェントの概念実証(PoC)を実施することを発表しました。この取り組みは、AIによる自律的な業務プロセスの支援を目指し、業務効率と質の向上を図るものです。
背景と狙い
ひろぎんホールディングスは、2024年4月にグループ全従事者が安全に生成AIを活用できる環境を構築することを目指しています。これまで、同社は子会社の広島銀行において融資稟議書の作成や顧客面談の準備など、実務に生成AIを導入してきました。しかし、近年の生成AI技術の進歩により、単一の業務支援から複数業務工程を自律的に実行する「AIエージェント」の活用へと領域が拡大しています。
こうした背景から、ひろぎんホールディングスは資料作成業務をAIエージェントに委ねることで、従業員がより付加価値の高い業務へ集中できる環境を整えようとしています。
取り組みの概要
このPoCでは、生成AIとデータ活用技術を駆使し、資料作成業務の各プロセスを支援・自動化するAIエージェントの構築に関する技術検証を行います。具体的には、以下のような内容が含まれます。
1.
実証内容
- 既存データ(Excel、社内データ基盤など)からの情報取得・整理
- 文章や図表、スライド構成の自動生成
- PowerPointなどへの出力
- 人的レビューを前提とした業務プロセス設計
2.
検証項目
- 作業時間の削減、業務負荷の軽減、生産性向上
- 資料品質の均一化
- 社内システム環境における実装の可能性
この取り組みでは、ひろぎんホールディングスの業務知見とブレインパッドのデータ活用および生成AIに関する専門技術を相互に活かし、新たなAIエージェントを構築していく計画です。
PoC実施後の展開
PoC終了後には、以下の展開が検討される予定です。
- - AIエージェントの適用範囲の拡大
- - 他の業務領域でのAIエージェント構築(審査、事務、マーケティングなど)
- - 社内データ基盤および業務システムとの連携強化
このAIエージェントが実用化されれば、資料作成業務に関連する作業時間を年間約75,000時間削減する見込みです。さらに、業務の効率化により生まれた時間を企画立案や顧客提案といった高付加価値業務へシフトさせることが目標です。
ひろぎんホールディングスのコメント
執行役員の石原和幸氏は、「我々の目指すのは、単なる業務効率化ではなく、AIエージェントが業務プロセスの一部を自律的に担うことで、従事者が高付加価値な業務に注力できる環境を実現することです」と述べています。
ブレインパッドの見解
ブレインパッドの金融事業責任者である中道亮介氏は、「AIエージェントが自律的に業務を担うためには、判断の範囲を適切に設計することが重要です。今回のPoCでは、資料作成業務の自動化を通じた実践的な検証を行っていきます」と語っています。
まとめ
ひろぎんホールディングスとブレインパッドの協力により、AIエージェントの活用が進むことで業務プロセスが革新され、従事者が人間ならではの価値を生み出せる環境の構築に貢献することが期待されています。両社は、AI活用を通じた業務の進化を通じて、お客様や地域への価値提供を強化していく方針です。