不動産サイトでスルーされる物件の特徴を徹底解剖!
賃貸物件を探す際、多くの方は不動産サイトを利用しますが、どのような条件を重視して物件を見ているのでしょうか。株式会社AlbaLinkが実施した調査によれば、504人の回答者が選ぶ「不動産サイトでスルーしてしまう物件の条件」に基づくランキングが明らかになりました。さっそくその詳細を見ていきましょう。
調査概要
この調査は不動産サイトを利用したことがある人を対象に行われました。調査期間は2025年の4月23日から5月5日までで、インターネットを通じて504人からの有効回答が得られました。回答者の性別は女性338人、男性166人、年代は20代から50代以上まで幅広く分布しています。
不動産サイトでスルーされる物件の条件
調査結果には、賃貸物件を選ぶ際の重要なポイントがはっきりと表れています。特に「家賃が高い」という項目が圧倒的に多く、43.3%の回答者がこれを第一の条件に挙げています。このことから、経済性が物件選びにおいて決定的な要素であることが伺えます。
1.
家賃が高い
予算を大きく上回る家賃は、どんなに魅力的な物件でもスルーされてしまうことが多いです。近隣相場よりも高い家賃設定は退けられる傾向にあり、「駅から遠いのに高い」「古いのに高い」といった指摘も寄せられています。
2.
ユニットバス
トイレとお風呂が一緒になっているユニットバスの物件は、快適性の面から敬遠されがちです。入浴後の湿気や便座の結露を嫌う声が目立ち、1つにまとまっていることの不快感が強調されています。
3.
古すぎる
年数が経過している物件は、心理的な抵抗感を伴います。老朽化した設備や耐震性の不安を理由に避ける人が多く、築年数に対する敏感さが浮き彫りになりました。
4.
駅から遠い
通勤や通学の便を考え、駅から遠い物件はスルーされることが多いです。徒歩での距離や交通機関へのアクセスが重視されているのがわかります。
5.
低層階にある部屋
防犯やプライバシーの観点から、1階または低層階を敬遠する人も少なくありません。過去の経験からの学びとして、湿気や騒音のリスクを回避する動きが見受けられます。
他の条件・採用されにくい項目
また、他が良くてもスルーされることが多い条件もあります。「周囲に騒音を出すものがある」という理由が最も多く、静かな住環境を求める人々のニーズが明らかになっています。さらに「心理的瑕疵物件」が続き、過去にあった事件や事故の影響を重く見る傾向にあります。
見た目ではわからない物件の魅力
一方で、見た目ではわからない魅力もあり、特に「古くても内装はきれい」という点が最も評価されました。このことは、リフォームやリノベーションによって古さを克服した物件が、実際には快適な住環境を提供する可能性を秘めていることを示しています。その他にも「防音性」「管理が行き届いているか」なども重要視されていました。
不動産サイトでの物件選びは、外観や条件だけでなく、実際の住み心地や周囲の環境に左右されることが多く、事前の調査が重要です。確かに一見不利に思える条件でも、適切な管理や工夫によってより快適に過ごせる可能性もあるため、賢い物件選びが求められます。最後に、賃貸物件を選ぶ際は、単に条件のみを重視するのではなく、実際の居住環境や住み心地も考慮に入れて選ぶことをお勧めします。
詳しい調査結果は、株式会社AlbaLinkの公式サイトで公開されていますので、興味のある方はぜひご覧ください。