Hi-So社が新たな資金調達を発表
シンガポールに本社を置くHi-So Pte.Ltd.は、第三者割当増資による資金調達を実施し、ミャンマーでの事業拡大に向けた新たな一歩を踏み出しました。新設した100%子会社、Hi-So Co., Ltd.への事業移管も同時に行い、競争の激化するデリバリー市場での優位性を確立することを目指しています。
事業の背景と目指すべき方向性
Hi-Soは2018年からミャンマーで物流事業者のマッチングサービス「Hi-So」を提供しており、2019年にはオンラインショッピングとフードデリバリーサービス「Hi-So Mall」へとサービスを拡充しました。以来、取引数量は着実に増えており、月ごとに50%以上のペースで成長を遂げています。
この急成長にも関わらず、ミャンマーのデリバリー市場は日々競争が激化しており、企業としてのさらなる成長戦略を練る必要がありました。そこで、新たな資金調達を通じてマーケティング戦略を強化し、社内の人的資源を充実させることが重要とされています。
投資家のコメント
ToGEAR PTE.LTD.の加藤順彦氏は、ASEAN諸国の経済成長が続く中で、特にミャンマーへのビジネスチャンスに注目しています。その背景には、ミャンマーがこれまでの経済的・地政学的状況から脱却し、デジタルトランスフォーメーションが進む可能性があります。ヤンゴンは特にこの領域でのポテンシャルが高く、まとめているライドシェアやスーパーアプリのサービスが期待されるとしています。
また、関泰二氏は、ミャンマーの中間所得層の拡大が、将来的な消費の増加につながるとし、「Hi-So Mall」がこの地域のインフラの一端を担うことを信じているとコメントしています。
今後の展望
Hi-So社は、調達した資金をもとに、さらに取引数量の拡大に向けたマーケティング施策を計画しています。また、事業運営に必要な人材の確保と育成にも力を入れ、持続的な成長体制の構築を目指しています。競争が激化する中で、どのように市場での地位を確立し、競争を勝ち抜いていくのか、今後の動向が注目されます。
会社情報
Hi-So Pte.Ltd.は2019年に設立され、シンガポールに本社を置いています。代表者は高田健太氏。サービスを展開するために必要なリソースの整備を進めており、デリバリー市場でのさらなる挑戦を続けています。
アプリ「Hi-So Mall」は、iOSおよびAndroidで利用可能です。詳細は次のリンクから確認できます。
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