オープンとエス・ピー・ネットワークが協業を開始
オープングループの子会社であるオープン株式会社と、反社会的勢力に対するデータベース「SP RISK SEARCH®」を提供するエス・ピー・ネットワークが、2025年9月9日付で業務提携基本契約を締結しました。この提携により、顧客管理を厳格化する企業向けに「RoboRoboコンプライアンスチェック」の機能連携がスタートしました。
機能連携サービスの背景
現在、法改正の増加やSNSを通じた社会的監視が強まっており、企業は多様なリスクに直面しています。この中で、信用リスクへの対策が求められ、企業においては反社会的勢力の情報だけでなく、インターネット上の噂や海外ニュース、新聞記事、破産者情報など、幅広い情報源の確認が必要とされています。これに応じて「RoboRoboコンプライアンスチェック」は、機能をアップデートし、データベースとの連携を拡大してきました。
新たなデータ提供の強化
エス・ピー・ネットワークとの提携を通じて、「SP RISK SEARCH®」が持つ膨大なデータベースにアクセスできるようになり、AIを駆使した業務効率化によって、より多くの情報を少ない工数で活用できるようになります。これにより、リスクの評価や企業の健全性に関するチェックが行いやすくなり、専門家の知見も統合されることで、信頼性が高まります。
機能連携の具体的内容
1.
反社会的勢力データベース: 1960年以降、全国紙や地方紙から収集された反社情報を蓄積したデータベースを利用し、精度の高い情報を提供。
2.
人的リソース支援: リスクに対して専門家の知見を活かし、データの裏付けを行うことで、経営リスク排除の確実性を高めます。
代表者のコメント
エス・ピー・ネットワークの熊谷社長は、長年にわたった反社リスク対策事業と革新的なRoboRoboの連携によって、今までにないコンプライアンスチェック体制を提供できると語っています。また、企業が安心してビジネスを推進できる社会の実現に貢献したいと認識しています。オープン株式会社の石井社長も、信頼性の高いデータベースと人材を活用することで、企業経営におけるリスク排除を期待しています。
今後の展望
今後、機能連携サービスの拡張に向けて、新情報のリリースが予定されています。特に「反社チェック」に特化したサービスを強化し、AIを活用した事業リスク対策に注力していきたいとしています。また、2026年にはSPクラブ会員向けに新たなプラットフォーム「SPRS supported by RoboRobo」が提供される予定です。
会社概要
- - エス・ピー・ネットワーク: 東京都杉並区に本社を持つ企業で、1989年設立。法務やIT関連の危機管理専門コンサルティングを行う。
- - オープン株式会社: 東京都港区に本社を置く企業で、スマートロボットを活用した情報処理サービスを展開。2013年設立。
この提携によって、企業が直面するリスクへの対策が一層強化され、安心してビジネスを行える環境が整備されることが期待されます。