外国人技術者の採用を支援する新ハンドブックが登場！

外国人技術者の採用に向けた新ハンドブック

国土交通省は、令和7年4月4日に中堅・中小建設企業向けの「外国人技術者の採用・定着に向けたハンドブック」を公表しました。このハンドブックは、外国人建設技術者を採用し、企業内で定着させるための具体的なガイドラインを提供します。

背景と目的

日本の建設業界では、深刻な人手不足が課題となっています。特に中小企業は、限られたリソースの中で外国人技術者を活用することが求められています。このハンドブックは、そうした企業が円滑に外国人を受け入れるための手助けをすることを目指しています。

ハンドブックの構成

第一章：受入れ準備

この章では、企業が外国人技術者を受け入れるために準備すべき事項について解説します。具体的には、企業が実施すべき取組のチェックリストが掲載され、受入れ環境の整備がどれだけ進んでいるかを自己評価する手助けとなるでしょう。

第二章：採用・定着へのステップ

採用計画を立て、募集・選考を行い、雇用手続きや定着を促進する方法を解説しています。このステップバイステップのガイドは、これから外国人技術者を採用したいと考えている企業にとって非常に有益です。

第三章：成功事例の紹介

すでに外国人技術者を採用している中小企業の具体的な成功事例を紹介しています。実際にどのような取り組みが功を奏したのか、企業の生の声が描かれています。これにより、新たに採用を考えている企業は参考になり、信頼性のある情報を得ることができます。

第四章：参考情報

この章では、外国人技術者が日本での生活を始める際に必要な情報へのアクセス手段をQRコードやURL形式で掲載しています。例えば、在留資格申請の手続きや生活支援情報など、入国後の重要な情報が盛り込まれています。

セミナー動画の公開

また、ハンドブックの発表に伴い、令和7年3月24日に実施された紹介セミナーの動画もYouTubeにて公開中です。
講演には東京経済大学の小山健太准教授が登壇し、外国人材の現状の課題と企業の取り組みについて語っています。この動画は、すでに外国人技術者を採用済みの企業や、今後の採用を考える企業にとって貴重な資料となるでしょう。