冬が本番!鍋料理に関する大調査
冬が近づくと、鍋料理が恋しくなる季節がやってきます。特に日本では、家族や友人と囲む鍋の風景が冬の風物詩として人気です。調理用器具としての鍋の起源は、縄文時代にさかのぼり、時代を超えて多くの人々に愛されてきました。築き上げられた鍋文化は、今では恐らく最も日本らしいことの一つと言えるでしょう。私たちの食卓を賑やかにする鍋料理について、株式会社ナビットが実施した1000人のアンケート結果をもとに、その魅力や人気具材を探ってみました。
アンケートの概要
2024年10月に実施されたアンケートは、20代から80代までの男女を対象に行われ、回答者は1000人。尋ねられた内容には、鍋に対する好みや頻度、さらには鍋料理の魅力まで多岐にわたります。
鍋が好きという回答は圧倒的
なんと95.4%もの人が鍋料理を「好き」と回答しました。これはまさに、冬の風物詩とも言える鍋料理への愛情の表れです。
鍋の食べる頻度
冬の間に鍋を食べる頻度を尋ねたところ、最も多かったのは「週1回程度」で、45.9%がこの選択肢を選びました。次いで「月1回程度」(22.6%)、さらに「週2〜3回程度」(17.1%)という結果に。中には「ほぼ毎日食べる」という声もあり、鍋の人気が伺えます。
食べたくなるきっかけは
鍋を食べたくなるシチュエーションでは、「寒いとき」が818人で最も多く、次いで「野菜を食べたいとき」(615人)や「献立が決まらないとき」(432人)が挙げられました。この結果からも、鍋が家庭料理としての重要性を持っていることが分かります。
好きな鍋料理トップ4
好きな鍋料理を書いた回答数に基づくランキングでは、1位が「寄せ鍋」(612人)、2位が「すき焼き」(496人)、3位は「しゃぶしゃぶ」(433人)、4位は「キムチ鍋」(396人)でした。皆が愛する鍋料理がここに集約されています。
鍋の魅力
続いて、鍋の魅力について尋ねたところ、「野菜たっぷり」、「簡単・楽・手軽」という意見が多く寄せられました。また、「あたたまる」、「いろいろな具材を楽しめる」「栄養バランスが良い」といった声も。鍋料理は食材のバリエーションが楽しめるだけでなく、食卓を囲みながらの交流が生まれるのが大きな魅力です。
食品ロス削減にも貢献
鍋料理は、食品ロス削減にも役立つと言われています。農林水産省は、「鍋料理」と「余り物」をテーマにしたレシピを紹介し、冷蔵庫内の食材を無駄にせず料理に活かす方法を提案しています。年末の忘年会では、鍋ものが人気ですが、コロナ禍によって一人前の鍋料理を楽しむ文化も生まれました。
鍋料理で温まる冬を
寒い冬にぴったりの鍋料理。アンケート結果からも分かる通り、鍋は多くの人々に愛され、特に冬の季節に求められる温かい料理です。残り物を使って手軽に調理できる鍋料理を楽しみつつ、大切な人たちと一緒に心温まる時間を過ごしましょう。