TOPPANホールディングス、欧州最大の水素展示会「Hydrogen Technology World Expo 2025」に出展
TOPPANホールディングス株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長 CEO:麿 秀晴)は、2025年10月21日から23日にドイツのハンブルクで開催される「Hydrogen Technology World Expo 2025」に出展します。この展示会は、欧州最大規模の水素に関するイベントであり、水素エネルギーの未来に向けた取り組みが一堂に会する貴重な機会です。
出展の背景
水素社会の実現は、2050年のカーボンニュートラルの実現に向けた重要なステップとされています。世界中で再生可能エネルギーの利用拡大や水素に基づく技術の開発が進む中、TOPPANホールディングスは水素関連の技術開発に注力してきました。
特に注目すべきは、CCM(Catalyst Coated Membrane、触媒層付き電解質膜)とMEA(Membrane Electrode Assembly、膜電極接合体)の研究です。これらの部材は水素の生成や利用に不可欠であり、その性能や耐久性を向上させることが求められています。2004年から研究を行ってきたTOPPANホールディングスは、今回の展示会ではこれらの成果を広く発信する予定です。
展示内容について
1. 水電解向け超大型CCM
TOPPANは、印刷テクノロジーを駆使して均一な塗工技術を実現した電極部材であるCCMを紹介します。特に、3㎡サイズの超大型CCMは世界初の展示となります。この大面積化により、水素製造に必要な設備投資の削減が期待されます。
2. 燃料電池向けMEA
多様な顧客ニーズに応えるため、性能、耐久性、コストのバランスを考慮した3種類の標準MEAを用意しています。さらに、高機能なサブガスケットやGDL(ガス拡散層)を搭載したMEAを展示し、最新技術の進展をアピールします。
Hydrogen Technology World Expo 2025の詳細
- - 会期: 2025年10月21日(火)~10月23日(木)
- - 開場時間: 10:00~18:00(最終日は16:30まで)
- - 会場: Hamburg Messe
- - ブース番号: 5G15
- - 主催: Trans-Global Events Ltd.
- - 公式サイト: Hydrogen Technology World Expo
国際的な会議に参加し、世界の水素関連技術の発展に貢献することを目指すTOPPANホールディングス。展示会を通じて、国内外へのCCM/MEAの提供を拡大する意気込みを示します。