鹿児島市とPR TIMESの連携協定が地域企業を後押し
2025年12月18日、株式会社PR TIMES(東京・港区)が鹿児島市(市長:下鶴隆央)と情報発信を目的とした連携協定を締結しました。この取り組みによって、鹿児島市内のスタートアップ企業や中小事業者が自らの情報を全国に発信する機会が拡充されることが期待されています。
新たなPR支援プログラムの内容
今回の協定に基づき、PR TIMESは鹿児島市内の事業者に対して、プレスリリース配信を無償で提供します。具体的には、鹿児島市が紹介する企業が「PR TIMES」を利用し、最大3件までのプレスリリースを6ヶ月間無料で配信できるプログラムが用意されています。この取り組みを通じて、地域企業が全国のメディアや消費者に自社の情報を届け、さらには認知度を高めることが目標です。
持続可能な地域経済への道
鹿児島市は、南九州の中心地として商業や教育、医療を含む多彩な機能を持ち、持続可能な経済活動を目指しています。クリエイティブ産業の振興や新規事業の育成支援を進めており、新たに「スタートアップ都市推進協議会」にも加盟することで、地域の活性化に取り組んでいます。特に、地域の独自性を持つ事業者が直面する情報発信の不足という課題に対し、今回の協定は非常に意義深いものです。
セミナー開催と情報発信支援
更に、PR TIMESは情報発信力を強化するためのセミナーも開催します。内容は「広報・PRとは?」「効果的なプレスリリースの書き方」など、多角的な学びを提供することが計画されています。これにより、参加企業は広報の知識を深め、実践的な技能を身に付けることができます。
地域連携の重要性
PR TIMESによる地域連携は今回が101例目となり、全国各地に広がる情報流通プログラムの一環です。これまでにも地域金融機関やメディア、自治体との提携を進めてきましたが、地域事業者との連携は特に重要と考えています。鹿児島市との今回の協力によって、地域の事業者が持つ価値や取り組みを全国に発信していくことが期待されます。
企業の声
連携協定に際して、鹿児島市市長の下鶴隆央氏は「地域産業の振興において情報発信の重要性はますます増しています。PR TIMESとの協力により、事業者が自らの魅力を効果的に伝える支援を進めていきます」と意気込みを語りました。PR TIMESの代表取締役である山口拓己氏も「鹿児島市の魅力を広め、地域経済の発展に寄与するお手伝いを全力で行います」とコメントしました。
このように、鹿児島市とPR TIMESの連携は、地域経済を活性化させるための大きな一歩となることが予想されます。プレスリリースを通じて、鹿児島市の魅力を多くの人々に伝えるこの新たなプログラムが、今後地域の成長と発展に大きな影響を与えるでしょう。