小児頭蓋矯正治療
2025-05-20 10:36:37

大阪母子医療センターで始まる小児頭蓋矯正治療の新たな一歩

2025年4月、大阪府和泉市に位置する大阪母子医療センターでは、新たに小児頭蓋矯正治療がスタートします。この治療は、株式会社ジャパン・メディカル・カンパニーが製造した赤ちゃん専用のヘルメット「Qurum Fit(クルムフィット)」を使用し、専門医が担当するものです。この新たな取り組みは、赤ちゃんの頭の形に関する社会的関心が高まる中で実現しました。

治療の背景と目的


受診を希望する親の大半は、赤ちゃんの頭の形に不安を抱えており、その原因は主に寝ている際の向き癖による「頭位性斜頭」とされています。しかし、中には疾患による「病的頭蓋変形」のケースも存在し、これを見分けるためには専門医による診察が欠かせません。新たに設立される赤ちゃんの頭のかたち外来では、初診から卒業まで専門医が一貫してケアを行います。

ヘルメット治療の流れ


治療は、医師が赤ちゃんの状態を診断し、ヘルメットによる矯正治療を提案するところから始まります。今までは外部の企業に依頼していたヘルメット治療を、専門スタッフが医師と連携して院内で実施する仕組みが整いました。診察時には専門医が赤ちゃんの頭の形の成長を毎回確認し、必要に応じてヘルメットの調整を行います。インナークッションの交換も行われ、赤ちゃんに合ったオーダーメイドの治療が常に提供されるのです。

専門家の声


大阪母子医療センターで診療主任を務める中川智義先生は、この新たなヘルメット治療に期待を寄せています。先生によれば、外的要因による頭の変形は一般的である一方、まれに脳に影響を及ぼす病理的な変形も出てくるため、適切な診断と治療が重要です。特に、生後4〜6ヶ月前後の赤ちゃんに対しては早期の受診が推奨されており、ヘルメットによる治療が効果的であるとしています。

ヘルメット「Qurum Fit」の特長


「Qurum Fit」は、最先端の3Dプリンティング技術を駆使した日本製のヘルメットであり、高い通気性を持ちつつ、快適な使用感が得られます。デザインにも細かなこだわりが表れ、清掃も簡単にできるという特徴があります。これにより、常に清潔で快適な状態を保つことが可能です。

アプリの便利さ


また、ジャパン・メディカル・カンパニーでは、赤ちゃんの頭の形を測定する専用のアプリも提供しています。このアプリを使えば、写真を撮るだけで簡単に頭の形を計測することができ、育児をする親にとって、非常に便利なツールです。

未来に向けての期待


大阪母子医療センターでのこの取り組みは、赤ちゃんの健康な成長をサポートする新たな一手といえるでしょう。今後も続く治療とサポートにより、より多くの家庭が安心して赤ちゃんの成長を見守れることを願っています。私たちは、未来の医療を支えるために引き続き革新的な取り組みを続けていく所存です。


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会社情報

会社名
株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー
住所
東京都中央区東日本橋2-24-12東日本橋槇町ビル2F
電話番号
03-5829-8342

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