サイバネット、PTC社との新たな協力体制について
サイバネットシステム株式会社(以下、サイバネット)は、2025年6月2日付でPTCジャパン株式会社(以下、PTC社)との間に直接販売代理店契約を締結したことを発表しました。この契約により、サイバネットはダイレクトソリューションプロバイダ(DSP)として事業を展開し、製品の販売に加えて、技術的支援や導入サポートを提供することになります。
ダイレクトソリューションプロバイダ(DSP)とは
DSPは、顧客のニーズに対する幅広いソリューション提案を行い、技術支援を行う重要なパートナーです。近年、製造業では製品ライフサイクル全体にわたる情報連携やプロセスの高度化が求められています。このような中、サイバネットはCAEやCAD、IoT、XR、PLM、ALMなどの広範な分野に注力し、デジタルインフラとしてクラウドやセキュリティの提案を通じて、製造業のデジタル変革を支援しています。
これまでPTC社製品は販売代理店として広く扱われていましたが、DSP契約により、両社の連携をさらに深めることが可能になりました。これにより、設計・開発から製造、保守メンテナンスに至るまで、顧客のさまざまな課題解決に向けた強力なサポートが実現します。
協力関係をさらに深化
PTC社の社長執行役員、神谷知信氏は、「サイバネットとのDSP契約により、ビジネスの連携と販売の強化を図れることを嬉しく思います」と述べ、この契約の重要性を強調しました。サイバネットは、PTCの多様な製品に対応して優れたエンジニアサポートを提供する信頼できる代理店であり、双方が持つ強みを活用して、製造業のデジタルトランスフォーメーションをより強力に推進していく意向を示しています。
一方、サイバネットの代表取締役社長執行役員である白石善治氏は、「今回の契約はサイバネットの技術力と提案力が評価された証です。顧客のニーズに応じた支援を実現するための大変重要なステップです」と述べ、今後もPTCとの協力を強化して、さらなる顧客の価値創出を目指す考えを示しました。
サイバネットの背景
サイバネットは1985年に創業され、以来、物理学やデジタル技術に精通したエンジニア集団として、製造業の研究・開発・設計部門を支えてきました。コンピュータシミュレーション、サイバーセキュリティ、AR/VR、医用画像処理によるデジタルソリューションや技術コンサルティングを提供し、近年はCAE、MBD、MBSEを通じたエンジニアリングチェーンの革新にも注力しています。また、PLMやIoTを用いたサプライチェーンの高度化にも関与し、最新の脅威に対応したサイバーセキュリティ対策を講じています。
さらに、AIを活用したプログラム医療機器においては、国内初の承認と公的医療保険適用を受けており、医療AIの先駆者として業界を牽引しています。
公式サイト
詳細な情報については、以下の公式サイトをご覧ください。
サイバネットシステム株式会社
PTC社公式サイト
以上の新しい取り組みで、サイバネットとPTC社は製造業のデジタル変革を強く後押しし、未来に向けて新たな可能性を切り開いていくことでしょう。