妖精たちの教え、ユニコーンの感謝を描いた新作
世界中で280万部以上の売上を誇る人気絵本シリーズの最新作『ありがとうっていえるかな』が、2026年6月30日に発売されます。本書は、ユニコーンの可愛らしい子ども「ガストン」を主人公に、感謝の気持ちを伝えることの大切さを教えてくれるストーリーです。
ガストンと感情の育み
ガストンは、気分によってたてがみの色が変わる特別なユニコーンです。彼は泣いたり、怒ったり、寂しがったりと、さまざまな感情を持っています。この本では、感情を通じて他人との関係を築くための「ソーシャルスキル」を学ぶ様子が描かれています。
「ありがとう」と言えなかったガストン
物語は、ガストンが大好きなおばあちゃんの家を訪れるところから始まります。そこで彼は、おいしいココアやプレゼントをもらう嬉しい出来事に遭遇しますが、なぜか「ありがとう」と言うことができません。この小さな失敗が、彼にどのような影響を与えるのかが物語の鍵となります。
これまでは目の前の嬉しい出来事に気を取られるばかりで、感謝の言葉を忘れてしまったガストンですが、おばあちゃんの言葉がその心に響きます。「ありがとうと言うのは大事なことだよ」と。
相手の気持ちを理解する過程
ガストンはその後、感謝の気持ちを表すためにおばあちゃんたちにお花を飾り、テーブルを整えますが、忙しいおばあちゃんは気づいてくれません。ここでガストンは、「誰も気づいてくれない」という寂しさを体験し、この出来事が相手の気持ちを想像する大切なきっかけとなります。
彼はその気持ちを通じて、他人を思いやることの重要性を学び、感謝の言葉の重みを理解していくのです。
本書の特徴
『ありがとうっていえるかな』では、子どもが内側から気づきを得るためのプロセスが示されています。
- - 写し鏡: 相手の気持ちを理解する力を養う
- - 経験を積む: 素直に「ありがとう」と伝えることの重要性を学ぶ
- - 一言の力: シンプルな言葉が多くの人を幸せにすることに気づく
著者プロフィール
本書の著者は、オーレリー・シアン・ショウ・シーヌ氏。パリ第3大学で児童心理学を学び、アニメ制作を経て児童書の作家として活躍中です。また、訳者の垣内磯子氏は絵本や童話作家として著名で、数々の受賞歴もあります。
心に根付いた感謝の気持ちが、さらなる人間関係を育む一助となる本書。『ありがとうっていえるかな』は、親子で楽しむべき一冊です。子どもたちにとって、感謝を伝えることを学ぶ物語は、きっと特別な経験となるでしょう。