おもちゃのAED『トイこころ』が大人気!
坂野電機工業所が開発したおもちゃのAED『トイこころ』が、発売からわずか7日で1,000個を完売しました。この商品は、子どもたちが遊びながらAEDに触れ、その重要性を学ぶことを目的として設計されたもので、今後のAEDに対する認識を育てる新たな試みとして注目を集めています。
開発の背景とコンセプト
『トイこころ』の開発には約2年の歳月が費やされました。坂野電機工業所の坂野代表は、「次世代が日常的にAEDを理解できる環境を作りたい」という強い想いから、このプロダクトのアイデアが生まれました。3歳から18歳までの子どもたちのAEDに対する認知体験を育むためのストーリーが設計され、「AED認知サイクル構築」をテーマに活動しています。特に3~6歳の幼児向けに設計された『トイこころ』は、遊びを通じて子どもたちが自然にAEDの知識を得ることができるようになっています。
顧客体験の設計
このプロダクトの核心には、「日常の中でAEDを知る体験」があります。特に「AEDを使う場面はほとんどない」という現実を踏まえ、生活者にAEDの重要性を伝えるには、単に言葉で説明するだけでは足りません。坂野代表は、「生活者の視点から、自然な形でAEDについて知る時間を取り入れることが重要」と語ります。この考え方を基に、『トイこころ』の開発が進められました。
購入者が共感した未来のビジョン
実際に『トイこころ』を使って遊んでいる子どもたちが、「AEDで助けなきゃ!」や「あそこにAEDがあるよ!」といった感情を持つ未来が描かれました。このビジョンは、視聴者や購入者に多くの共感を生み出し、さらにこのプロダクトの人気を後押しする要因となりました。
驚異的な販売成果
2024年11月1日(金)に発売された『トイこころ』は、初日に500個以上の販売を上げ、7日目の11月8日(金)には1,000個が完売しました。この短期間での完売は、坂野電機工業所の努力が実を結んだ証拠といえるでしょう。多くの支援を受けて実現したこの成功は、今後のさらなる発展が期待されます。
ストーリーテリングの重要性
『トイこころ』プロジェクトは、ストーリーテリングがもたらす共感や理解の力を再確認させてくれます。terasuでは、ストーリーテリングの研究を進め、商品開発からマーケティングまで様々な場面で実践しています。このプロジェクトを通じて、ストーリーテリングの技術がより広がることに期待が寄せられています。
『トイこころ』の特設サイトでは、詳細情報や購入方法も案内されていますので、ぜひチェックしてみてください!
トイこころ特設サイト