長崎医療センターとカーブジェンが共同研究開始
独立行政法人国立病院機構長崎医療センターとカーブジェン株式会社が、AMEDの「令和8年度 医療機器開発推進研究事業」の一環として、共同研究開発をスタートしました。このプロジェクトは、薬剤耐性菌への対応を目指し、AIを活用した新しい診断支援技術の開発を行います。
研究開発の背景
薬剤耐性菌(AMR)は、現代医療における深刻な課題として認識されています。これにより、適切な治療が難しくなり、患者の健康に影響を及ぼす可能性があります。特に感染症の早期診断が求められている中、AI技術を駆使した診断支援の必要性が増してきています。そこで、両機関が協力して、このニーズに応えるべく研究を進めることとなりました。
研究開発の概要
本プロジェクトのテーマは「グラム染色深層学習による薬剤耐性菌迅速判別医療機器です。研究開発期間は2026年4月1日から2028年3月31日までの2年間を予定しています。長崎医療センターが主体としてデータ収集や品質管理を行い、カーブジェンはAI実装基盤`CarbConnect®`を活用して研究成果の社会実装支援を行います。
研究の具体的内容
- - 研究開発代表者: 森 英毅 医長(総合診療科・総合内科)
- - 役割分担: 長崎医療センターはデータ管理、カーブジェンが社会実装支援
今後の展望
両者はAIの先端技術を利用し、迅速かつ正確な薬剤耐性菌判別を実現することで、医療現場に実際に役立つ技術の普及を目指しています。これにより、日本国内の医療の質の向上に寄与することが期待されます。
代表コメント
森医長は、「この研究に採択されたことを光栄に思い、AI技術とグラム染色の併用によって、迅速な診断技術の社会実装を目指します」と述べています。カーブジェンの中島代表取締役は、「AIの力で学術の成果を社会に生かすことに貢献したい」と語っています。
関連製品
CarbConnect®(カーブコネクト)
クラウドベースのAI画像解析プラットフォームで、AIモデルの学習や社会実装を支援するプラットフォームです。この技術は本研究開発の基盤として重要な役割を果たすことが期待されています。
まとめ
今回の共同研究は、薬剤耐性菌というグローバルな課題に対抗するための革新的な一歩となります。AI技術の社会実装を進めることで、医療の質を高め、より良い社会を実現することが期待されています。今後の進捗についても、随時発信される予定です。