若者との共創が生む新たな食の未来
近年、環境問題への関心が高まる中、プラントベースフードが注目されています。キユーピー株式会社は、青山学院大学との連携により、学生たちと共に「GREEN KEWPIE」というブランドを立ち上げ、サステナブルな食生活を提案しています。このプロジェクトは2024年12月から始動し、2025年10月に青山キャンパスでの特別イベント「Try! Plant Based Foods」が予定されています。
学生たちのリアルな視点
プロジェクトには青山学院大学経営学部の学生が参加しており、彼らは学内の食生活の実態を徹底的に分析。趣味に熱中するタイプや学業にストイックなタイプといった多様なペルソナを導き出しました。これに基づき、プラントベースフードを身近に感じることができるメニューを考案しました。動物性原材料を使ったメニューも用意することで、初めて試す人にも親しみやすいラインアップに仕上げています。
イベントの概要と魅力
「Try! Plant Based Foods」は、2025年10月6日から開始され、2週間にわたり学生限定で特別メニューを販売します。午前11時から午後3時の間に、青山キャンパス内の特設ブースで、学生が考案した6種類のプラントベースメニューを500円で提供する予定です。メニューには「てりやきサラダチキンサンド」や「冷やしまぜそば」など、見た目にもこだわったものが揃います。
学生の熱意が生む認知拡大
このプロジェクトの目標は、青山キャンパスに通う学生の「GREEN KEWPIE」認知率100%を実現することです。参加学生はメニューの開発だけでなく、SNSを利用してのプロモーションや、告知看板を設置するための交渉など、さまざまな施策を展開しています。イベントによる試食体験を通じて、多くの学生にこのブランドの魅力を伝えることが期待されています。
学生の言葉に込められた思い
「味や見た目にこだわりつつ、サステナビリティや多様性を意識した内容になっています」と語る参加学生。彼らの新鮮な視点でプラントベースフードの魅力をさらに引き出し、学内での認知を促進していく活動が展開されています。
プロジェクトの背景と意義
このプロジェクトは、青山学院大学経営学部が主催したコンテスト「AMCA2024」をきっかけに始まりました。キユーピーとの協力によって、学生たちのアイデアが具体化する機会を得て、実践的なマーケティング教育が行われています。参加学生はフィードバックを受けながら、思考を深めていきます。
GREEN KEWPIEのビジョン
「GREEN KEWPIE」は、持続可能な食生活を目指し、地球環境を考慮した新しい価値観を提案するブランドです。キユーピーは今後もこの取り組みを通じて、学生の学びを支援しながら、持続可能な社会の実現に貢献していくことを約束しています。
キユーピー株式会社や青山学院大学が行っているこのプロジェクトは、ただの食の提供に留まらず、未来のための重要な社会的取り組みとなっています。学生たちの持つ新しい感性や視点を生かし、サステナブルな食文化の普及を目指して、未来を切り開いていく活動に注目が集まっています。彼らが作り出す味や楽しみが、次世代の食卓を彩ることを願ってやみません。