千葉大学医学部附属病院といすみ鉄道株式会社は、千葉大学医学部および附属病院の創立150周年記念タイアップ企画として、「メディカルトレイン」の運行を開始しました。
7月11日から8月31日までの間、大原駅から上総中野駅までの26.8kmを運行するこの列車は、車内装飾やヘッドマークに150周年記念のデザインが施され、車内では病院や医療に関する掲示物を通して、健康に関する知識を深めることができます。
7月10日には、大多喜駅で出発式が開催されました。千葉大学病院の大鳥病院長は、「高度医療はもちろんのこと、地域の皆さまの健康と笑顔を大切に、これからも医療の発展に努めてまいります」と挨拶。いすみ鉄道の古竹社長も、「鉄道で大事なのは、『つなげる、つなぐ』ことです。ともに成長していきたいです」と語りました。
また、同日午後には大多喜町でミニ健康講座が開催され、千葉大学病院総合診療科の上原孝紀医師と、いすみ医療センター勤務の磯野史朗医師(千葉大学名誉教授)が、それぞれ健康に関する講演を行いました。
8月1日からは、小湊鐵道でも15両の車両に150周年記念ロゴをヘッドマークに掲げて1週間運行されます。
この「メディカルトレイン」は、地域住民の健康意識向上に貢献するとともに、千葉大学医学部の歴史と医療への貢献を広く知ってもらうことを目的としています。