武蔵野大学にて地域経営のレジリエンス講座がスタート
一般社団法人Intellectual Innovationsが、武蔵野大学のアントレプレナーシップ研究所にて「地域経営におけるレジリエンス」をテーマとした講座を開講します。これは東京都の観光人材育成事業の一環として、2024年の10月19日から11月30日までの期間にわたって全6講座が展開される予定です。この講座は、観光関連事業に従事している人々を対象にしており、受講料は無料となっています。
講座概要と内容
講座では、武蔵野大学のアントレプレナーシップ学部の実務家教員を中心に、様々な専門家が講師を務めます。参加者は、東日本大震災後に復興が進んだ地域の観光経営に学びを得ることができ、具体的には宮城県の「ミガキイチゴ」生産や「東北六魂祭」の成功事例が紹介されます。このような具体的な事例を学ぶことで、多様な観光経営の手法を理解し、自身の業務に役立てることが期待されています。
さらに、講座終了後には2025年2月に任意のスタディツアーが東北地方で行われる予定で、参加者は実際に生産現場や観光地を体験する機会が得られます。
東京都の観光人材育成事業
東京都は、観光業の経営力を向上させるために、大学等と連携した観光人材育成事業を展開しています。この取り組みは2017年から始まり、地域経営の観点から観光サービスの質向上を目指しています。地域経営での実践的なスキルを育成することで、観光産業の活性化を図るというのがその狙いです。
講座の日程と講師
講座は全6回にわたり、以下のスケジュールで開催されます:
- 講座1: 「レジリエンス × アントレプレナーシップ」
講師:伊藤 羊一
- 講座2: 「レジリエンス × 中小企業」
講師:秋元 祥治(オンライン参加)
- 講座3: 「宮城県山元町での『スマートアグリ』」
講師:岩佐 大輝
- 講座4: 「東北六魂祭」
講師:梅田 悟司
- 講座5: 「インバウンド観光 × 暮らし」
講師:伊藤 将人
- 講座6: 「文化 × コンテンツツーリズム」
講師:菊地 映輝
受講資格と申し込み方法
受講を希望する方は、観光関連事業に携わり、東京都内在住または在勤である必要があります。応募は先着順ではなく、内容に基づいて選考されます。講座参加には全6講座への出席が必須です。募集期間は2024年8月28日から10月12日まで。詳細は講座開催案内のウェブサイトで確認し、申込フォームに必要情報を記入して申し込みます。
この講座は地域経営の知識を深め、実践的なスキルを磨く貴重な機会です。観光業の未来を担う人材として、ぜひ参加を検討してください。