佐藤美枝子が奏でるクリスマスの調べ
2024年12月12日、日経ホールにて開催される「第553回日経ミューズサロン」では、ソプラノ歌手佐藤美枝子による特別なリサイタルが行われます。このリサイタルは「クリスマスに贈るオペラ・アリアの名曲集」と題され、聴衆に美しい音楽のひとときを提供します。
代替公演の経緯
本来はサラ・トラウベルによるリサイタルが予定されていましたが、訃による出演の変更を余儀なくされました。それに伴い、佐藤美枝子の代替公演が実施されることとなりました。彼女はこれまでも多くの舞台で見事なパフォーマンスを披露し、聴衆から絶賛を浴びてきました。
佐藤美枝子の経歴
佐藤美枝子は武蔵野音楽大学を卒業後、日本オペラ振興会にて本格的なオペラの訓練を受け、イタリアに留学。1998年にはチャイコフスキー国際コンクール声楽部門で、日本人初となる第1位を獲得し、国際的な注目を集めました。彼女のオペラデビューは1995年のローマで、「リゴレット」のジルダ役であり、その後も数々のオペラ作品で主演を務め、連続して成功を収めています。
特にオペラ「ランメルモールのルチア」のタイトルロールを演じた際には、絶賛の声が上がりました。彼女はクラシック音楽だけでなく、リサイタルやコンサートでも輝かしいキャリアを築いており、感情豊かな表現力で多くのファンの心をつかんでいます。
リサイタルのハイライト
このクリスマスリサイタルでは、グノーやカッチーニ、マスカーニの「アヴェ・マリア」や、モーツァルトのオペラから数曲が披露されます。特に注目したいのは、モーツァルトの「フィガロの結婚」からのアリアや、ベッリーニの名曲です。これらは聴衆の心を打つ名作であり、聖なる季節にぴったりのプログラムとなっています。
ピアノ伴奏は、人気ピアニスト河原忠之が担当。彼は多くのオーケストラやオペラでの活躍も著しい実力派です。彼の繊細な音楽表現が、佐藤美枝子の歌声と見事に響き合い、特別な夜を生み出すことでしょう。
公演概要
- - 公演名: 第553回日経ミューズサロン「佐藤美枝子ソプラノ・リサイタル」〜クリスマスに贈るオペラ・アリアの名曲集〜
- - 日時: 2024年12月12日(木)18:00開場、18:30開演(約2時間)
- - 会場: 日経ホール(東京都千代田区大手町1-3-7)
- - チケット料金: 一般4,000円(全席指定・税込)
主催は日本経済新聞社で、ファンケルが協賛しています。チケットは現在カンフェティにて発売中です。この機会に、素晴らしい音楽と共に心温まるクリスマスのひとときをお過ごしください。