暗号資産口座保有者の実態調査！注目すべきトレンドとは？

調査概要

株式会社フォーイットが運営するWeb3メディア「Mediverse」は、『暗号資産（仮想通貨）口座保有有無に関するアンケート』を実施しました。この調査は、日本全国の20歳以上の男女5,000人を対象に実施され、2025年7月1日に実施されたネットリサーチを元にしています。この結果により、暗号資産を保有する層の実態が浮き彫りになりました。

調査結果の概要

調査の結果、暗号資産口座を保有していると回答したのは全体の13.4%でした。男女別に見てみると、男性の口座保有率は19.5%であるのに対し、女性はわずか7.2%という結果が出ました。このことから、暗号資産取引への興味において明確な性別差が存在し、男性の方が活発に取引を行っていることが伺えます。

また、年代別の分析では、暗号資産口座の保有率が最も高かったのは30代で、20.0%という数字が示されました。これに対し、60代では5.6%という低い数値が見られ、年代による関心の差が顕著に表れています。

実際の属性別の違い

婚姻状況を見ても、暗号資産の口座保有率には大きな差は見られませんでした。未婚の方が13.0%、既婚の方が13.8%ということから、婚姻状態は口座保有にはほとんど影響を与えていないことがわかります。

職業別では、正社員が最も高い口座保有率22.5%、次いで経営者・役員が22.1%となっています。注目すべきは、学生の保有率も19.7%と高く、若年層の間にも暗号資産への関心が高まっていることが予想されます。

世帯年収別に見ると、年収が高くなるにつれて暗号資産口座の保有率も上昇しました。特に、世帯年収1,000万円以上の層では22.4%と高い一方、300万円未満では7.4%という著しい差がありました。

結論

今回の調査結果から、暗号資産口座の保有には、性別、年代、職業、世帯年収による明確な差があることが判明しました。全体の約13.4%が口座を持っており、特に注目されるのは男性、30代、正社員、そして世帯年収1,000万円以上の属性層が高いことです。しかし、婚姻状況は暗号資産に対する関心には無関係であることがわかり、やはり個々の経済的背景が影響を及ぼしているようです。

暗号資産は、新たな投資手段として注目を集めていますが、現時点では特定の属性層に偏っているため、今後どのように広めていくかが課題とも言えます。今後も「Mediverse」は、暗号資産に関する最新情報を多くの方々に提供していく所存です。