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岡山県高梁市は、地域の魅力を全国に発信するため、「たかはし動画CMコンテスト」を開催しました。このコンテストは、プロ・アマ問わず、誰でも参加できるもので、応募期間は令和4年8月1日から11月30日まででした。

応募テーマは、「あなたにとって『やっぱり高梁が好き！』と感じるモノやコト」で、映像の長さは15秒から3分以内という条件でした。応募総数は32作品にものぼり、熱い高梁愛を感じさせる作品が集まりました。

審査の結果、グランプリに輝いたのは「いつか・・高梁が故郷になる」という作品でした。制作者の石野哲郎さんは、高梁市の日常にある風景の美しさや、日本の故郷の原風景が残る様子を映し出し、「ここを自分のふるさとと呼べる幸せに、いつか気付いて欲しい」という願いを込めて制作したそうです。

石野さんは、「高梁市は何もないところではなく、彩り豊かな山、清らかな川、温かい人、誇るべき伝統、熱く盛り上がる祭りなど、大切なものが全てあるところ」とコメントしています。

優秀賞には「ベンガラ魂の赤」という作品が選ばれました。制作者の難波美紀子さんは、高梁市に住む人々や関わる人々から感じる「あたたかさ」や「豊かな心」「人情」をテーマに、そのルーツが吹屋地域の特産品である顔料「ベンガラ」にあることに着目しました。

難波さんは、「令和の時代になっても連綿と受け継がれ培われ続ける魂、そんな先人の思いや歴史にフォーカスした短編ストーリー」と作品について説明しています。

高梁市は、今回のコンテストで生まれた動画を観光PRに活用していく予定です。高梁市の魅力を全国に発信し、多くの観光客を誘致することを目指しています。

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