新しい言葉の世界を発見する『死ぬまで使わない日本語』
フォレスト出版株式会社は、2024年11月21日から全国の書店やオンラインで、新たな著書『死ぬまで使わない日本語』の販売を開始します。著者は杉岡幸徳氏で、本書では425語の希少日本語を取り上げています。日本語の奥深さや面白さに迫るこの一冊は、日常生活で使われることの少ない珍しい言葉に触れる良い機会となります。
語彙の奥深さを再発見
本書に収録された言葉は「鴆酒」「猫の魚辞退」「アハ体験」など、普段の会話で耳にすることはまずありません。それは、我々が日常的に使用する語彙は限られているからです。多くの言葉は忘れ去られ、眠ったままになっています。この本では、一般的な辞書に載っているかどうかは別として、特に個性的な日本語を425語厳選し、それぞれの言葉に関する注釈やイメージを添えて解説しています。読者は新たな語彙を学ぶ楽しさを感じると同時に、「私はこの言葉を知っている」という優越感にも浸ることができるでしょう。
言葉の裏に秘められた物語
珍しい言葉には、単なる意味だけではなく、その言葉があらわす背景や文化が存在します。例えば「竹夫人」や「動物園仮説」は、それぞれの読みや意味から想起させるイメージだけでなく、歴史や生物の不思議な生態についての考察も含まれています。これらの言葉を知ることで、読者は単なる言葉から世界の複雑性や可能性を感じ取ることができます。
杉岡氏は「言葉にはそれぞれ物語やメロディーが宿っている」と述べています。これらの言葉は、別の世界への扉を開く鍵となり、未知の思想に触れるチャンスを提供します。この本を通して語彙が増えるだけでなく、目の前の景色が豊かに感じられることでしょう。
書籍の構成
本書は、以下のような構成で編纂されています。
- - まえがき: 珍しい日本語を知ることの意義
- - 第1章: 見かけも意味も不可解な言葉
- - 第2章: 見ない・読めない熟語
- - 第3章: 知っているようで知らない言葉
- - 第4章: 意味がまったく想像できない隠語・業界用語
- - 第5章: もやもやを言語化した言葉
- - 第6章: ほぼ絶滅したレトロな言葉
- - 第7章: 見かけや意味が色っぽい言葉
- - 第8章: 日常が雅びになる言葉
- - 第9章: 別世界の扉を開く言葉
- - あとがき: 日本語を消滅させないために
- - 主要参考文献
- - 索引
この構成により、単なる言葉の学びを超えた、文化や歴史への理解を深めることができます。
著者プロフィール
杉岡幸徳は、兵庫県出身の作家であり、東京外国語大学を卒業後、異端なものやアウトサイダーなテーマに沿った著作活動を行っています。著書には、独自の視点から書かれた数々の作品があり、言葉を深く愛する姿勢が表れています。これからの活動にも期待が寄せられます。
書籍情報
- - 書籍名: 死ぬまで使わない日本語
- - 著者: 杉岡 幸徳
- - ページ数: 272ページ
- - 価格: 1,320円(税込)
- - 出版社: フォレスト出版株式会社
- - 発売日: 2024年11月21日(以降順次)
- - ISBN: 978-4-86680-819-2
この本を手に取ることで、日本語の豊かさを再認識し、新しい世界への道を開いてみませんか。読者の皆様にとって、この一冊が言葉の旅の始まりになりますように。