地方都市活性化を目指す株式会社kakkiの取り組み
株式会社kakkiは、2020年に設立された企業で、学生と地域企業を結びつける新しいリクルートサイト「kakki」を運営しています。このプラットフォームは、単に求人情報を提供するだけではなく、学生自身が企業を取材し、その情報を発信するという新しい形のコミュニケーションを提案しています。これにより、学生は主体的に企業と関わることができ、双方向型の交流が生まれます。
地方都市への思い
kakkiは東京に本社を置きながらも、函館、長崎、島根といった地方都市に拠点を拡大し、その地域活性化に力を入れています。特に、室瑞樹氏を始めとする執行役員は地方の復興に対する強い意識を持ち、地元の問題に取り組む姿勢が評価されています。室氏は自身の故郷、京都府亀岡市の状況について「限界集落と呼ばれる地域の空き家問題がどんどん深刻になっている」と認識しており、地域の復興に向けた行動を取るようになりました。
コラボレーションによる広がり
2025年7月には、大阪・関西万博で「世界のMUSASHI個展」が開催され、ここでもkakkiが協力し、約150団体が参加する大規模なアートイベントになりました。この個展は、アーティストMUSASHIの作品を展示する場として、多くの方々に親しまれており、地域とアートの新しい形を模索する機会となっています。
ユニークなリクルートサイト
「kakki」は単なるマッチングサイトではなく、学生の創造性を活かしたプラットフォームを提供しています。学生が自ら取材を行うことで、企業の魅力をリアルに伝えることができるため、結果的に地域の企業をより身近に感じてもらうことが可能です。この新しいリクルートの形は、学生の成長にも繋がり、地域の企業にとっても新たな採用の機会を生み出しています。
今後の展望
今後もkakkiは、全国にある多様な地方へとサービスを広げていくことが期待されています。地方創生は、単に経済の活性化だけでなく、地域の個人の成長と密接に結びついています。企業の担当者もこれまで以上に学生と地域に目を向けて、双方の成長に寄与する取り組みを続けていくことでしょう。
このようにkakkiは、アートとビジネスが交わる場を創出し、地域の未来を共に築いていく重要な役割を果たしています。今後の活躍にも目が離せません。