理科大のラーニング・コモンズ
2023-06-09 16:00:01
理科大が描く、次世代型ラーニング・コモンズ構想:tonariが実現する新たな教育空間
理科大が描く、次世代型ラーニング・コモンズ構想:tonariが実現する新たな教育空間
東京理科大学は、tonari株式会社が提供する空間ゲートウェイ『tonari』を「北海道・長万部キャンパス」と「神楽坂キャンパス」に導入しました。これにより、2拠点を繋ぐ新たなラーニング・コモンズの構築を目指しています。教育業界におけるtonari導入は、本学が初めての事例となります。
tonariで実現する、距離を超えた一体感
導入されたtonariは、等身大のスクリーンを用いて2つの空間を繋ぐ、革新的なコミュニケーションツールです。オンライン会議のような遅延ストレスなく、まるで同じ空間にいるかのように自然なコミュニケーションを可能にします。
両キャンパスに設置されたtonariは、学生が集まるラウンジなどに設置され、常時接続されています。開放的な空間設計により、学生同士の偶発的な出会い、会話、そして共同作業を促進することを目指しています。
理科大の国際デザイン経営学科が描く、未来のリーダー像
国際デザイン経営学科では、コロナ禍を経て、1年生は北海道・長万部キャンパスで1年間の全寮制生活を送ります。異なるバックグラウンドを持つ学生たちが共同生活を送り、地域の人々と交流することで、課題解決能力やリーダーシップを育みます。
tonariの導入により、長万部キャンパスにいる1年生は、まるで神楽坂キャンパスにいるかのように、上級生や教員から直接アドバイスや指導を受けることができます。また、2年生以上の学生にとっても、長万部町との継続的な繋がりを生み出し、地域の課題を長期的に考える機会を提供します。
tonariが拓く、新しい教育の未来
tonari株式会社の川口良共同創業者兼CTOは、教育機関への導入を設立当初からの夢として掲げていました。tonariは、物理的な距離による境界のない世界の実現を目指し、教育、仕事、福祉など、様々なシーンでの活用を期待されています。
今回の導入は、tonariにとって教育機関初、北海道初となる重要なマイルストーンとなります。学生や教職員がtonariの価値を再発見し、新しいキャンパスや大学プログラムのあり方について考えるきっかけとなることを期待しています。
東京理科大学 国際デザイン経営学科(IDM)
IDMは、複雑化する現代社会において、デザイン思考を経営に取り入れる「デザイン経営」を重視しています。デジタル技術に関する知識とデザイン力を兼ね備え、創造性と国際性を持ち合わせたイノベーションリーダーの育成を目指しています。
tonari株式会社
tonari株式会社は、2018年に創業したスタートアップ企業です。等身大のスクリーンを使ったコミュニケーションツール「tonari」を開発し、2020年から法人向けに販売を開始しました。JR東日本やfreeeなど、国内外の企業に導入され、物理的な距離を超えたシームレスなコミュニケーションを実現しています。
最後に
理科大のtonari導入は、教育のあり方を変える可能性を秘めています。学生同士、教員と学生、そして地域との新たな繋がりを生み出し、より活発な学びの場を創出していくことが期待されます。
会社情報
- 会社名
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学校法人東京理科大学
- 住所
- 東京都新宿区神楽坂1-3
- 電話番号
-
03-3260-4271