DX推進の要、PMO人材の育成が進む
株式会社メンバーズ(以下メンバーズ)は、2024年5月に企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進を目的としたプロジェクトマネジメント支援の一環として、PMO(プロジェクト・マネジメント・オフィス)人材の育成を開始しました。目標として掲げた1,000人の輩出数が、2025年12月時点で達成され、さらにその数は当初目標の約2.6倍に達しました。この成功事例は、DX人材の需給ギャップが叫ばれるなかでの重要な成果と言えるでしょう。
背景と取り組み
現在、企業におけるDX推進は加速しており、それに伴いDX人材の不足が課題として浮き彫りになっています。特に戦略を実行に移し、さまざまな関係者の調整を行える人材の不足が問題視されています。メンバーズは、こうした状況を打破するために、2024年に中期事業戦略を掲げました。この戦略は、特にデジタル領域の専門知識を持つ人材を企業のチームに組み入れ、内製型のDX推進をサポートすることを目的としています。具体的には、プロジェクトオーナーやプロジェクトマネージャーとともに、企画から実行までを支援するPMO人材の育成を重視しています。
主な取り組みとして、メンバーズは独自に「クリエイター職種制度」を導入。PMO職種を設定し、カリキュラム修了者にはバッジを付与し、スキル認定を行っています。育成モデルやスキルランクの定義も策定され、外部の専門知識を取り入れたカリキュラムも展開されています。
成果を生み出す理由
メンバーズが目標を前倒しで達成できた理由のひとつは、カリキュラム受講者の成果の見える化です。受講者は、受講前後での業績向上を実感し、マーケットバリューが向上したことが社内で共有されました。また、PMO職種の有用性が社内の様々な部門のメンバーやマネージャーに浸透し、学び合いの文化を育む好循環が生まれています。メンバーズでは、仲間と学び合うことを重視しており、「PMO大勉強会」などの場を提供することで、自発的な学習を促しています。
支援実績とコメント
実際にPMO人材が支援したプロジェクトの一例として、KDDI株式会社の「オンラインチャネル変革プロジェクト」があります。ここでは、UI・UXデザインおよびPMO支援を通じて顧客体験を向上させ、契約者数の増加に貢献しました。また、PMO人材からのコメントも寄せられており、学んだ知識を実践に結びつけることで、顧客から高い評価を得ているといいます。
さらに、株式会社メンバーズの専務執行役員からも、「不確実性の高い現代において、PMOの役割がますます重要視されています。マーケット価値が向上したことで、仲間同士で切磋琢磨していることが目標の達成に繋がりました」とのコメントがあります。
今後の展望
メンバーズはDX推進がさらに加速することを見込んでおり、引き続きPMO人材の育成に力を入れていく方針です。テクノロジーの導入が進む中で、企業は変革を求める声が高まっています。メンバーズはその一翼を担い、社会全体のDX推進を牽引する役割を果たすことを目指しています。今後も、PMO育成の取り組みや関連するサービスを通じて、社会に貢献していく所存です。