広スパン照明、進化!
2024-07-18 14:59:19

走行支援機能搭載!橋梁用広スパン低位置道路照明が誕生!安全・経済性・環境への貢献も

走行支援機能搭載!橋梁用広スパン低位置道路照明が誕生!



岩崎電気株式会社、本州四国連絡高速道路株式会社、本四高速道路ブリッジエンジ株式会社の3社は、共同で「橋梁用広スパン低位置道路照明」を開発しました。この照明は、運転者の安全走行支援、照明器具落下リスクの低減、維持管理の効率化、そしてカーボンニュートラルにも貢献する革新的な技術を搭載しています。

安全走行支援と視認性向上



「橋梁用広スパン低位置道路照明」は、新設計の特殊LEDレンズによるプロビーム照明を採用することで、視認性を大幅に向上させています。プロビーム照明とは、走行する自動車の進行方向に照射する照明方式で、車のヘッドライトと協調することで、道路上の落下物や先行車の見え方が向上します。さらに、濃霧などの悪天候でも最適な照度を提供する調光機能と、視線誘導照明・外側線照明の走行支援機能を搭載することで、安全な運転走行を支援します。

落下リスク低減と維持管理の効率化



従来のポール照明は、メンテナンス時に高所作業車の利用が必要となり、交通規制など費用や走行環境への影響が大きかったほか、設置間隔が狭く設置費用が多大になる課題がありました。しかし、「橋梁用広スパン低位置道路照明」は、ポール照明を低位置照明に変更することで、万一の落下リスクをなくし、安全性を向上させると同時に、点検・保守コストを軽減し、維持管理の効率化を実現します。

広スパン30mの設置でも良好な性能を実現



本州四国連絡高速道路では、特に海峡部での濃霧発生など、厳しい環境下での安全な道路整備を検討してきました。この照明は、悪天候下での走行テストや、明石海峡大橋、瀬戸大橋での試験設置を経て、広スパン30mの設置でも良好な道路照明を提供する光学性能を実現しました。

期待される今後の普及



「橋梁用広スパン低位置道路照明」は、視認性を向上させ、安全性、経済性にも優れた進化型の照明器具です。今後、さまざまな道路での普及が期待され、安全で快適な走行環境の実現に貢献していくことが期待されます。

持続可能な社会の実現に向けて



岩崎電気は、今後も新しい技術やサービスを創造することで、持続可能な豊かな社会の実現を目指し貢献していきます。

共同開発機器「橋梁用広スパン低位置道路照明」の概要



開発元: 岩崎電気株式会社、本州四国連絡高速道路株式会社、本四高速道路ブリッジエンジ株式会社
特徴: 走行支援機能搭載、プロビーム照明、調光機能、視線誘導照明・外側線照明、落下リスク低減、維持管理効率化、カーボンニュートラルへの貢献
設置場所: 橋梁
スパン: 30m
主な適用箇所: 本州四国連絡高速道路

関連情報



参考資料: 「橋梁用広スパン低位置道路照明」は、6月17日に橋の科学館(兵庫県神戸市)で開催されたJB本四高速記者懇談会で発表されました。
動画: [Video]世界最長の橋梁用広スパン低位置道路照明の開発
詳細情報: 本州四国連絡高速道路(株)企業情報サイト橋梁用広スパン低位置道路照明の開発について(PDF:525KB)

開発企業情報



本州四国連絡高速道路株式会社
代表取締役社長: 後藤 政郎
本社: 兵庫県神戸市
事業内容: 本州と四国を連絡する自動車専用道路等の維持、修繕、料金収受などの管理、サービスエリア等の休憩施設(SA・PA)の運営、国や地方公共団体からの委託に基づく長大橋や道路に関する調査・設計の受託事業など

本四高速道路ブリッジエンジ株式会社
代表取締役社長: 川上 賢明
本社: 兵庫県神戸市
事業内容: 本州四国連絡橋3路線の道路施設の保全業務(点検、維持補修、調査検討・技術開発)の実務



画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

会社情報

会社名
岩崎電気株式会社
住所
東京都中央区東日本橋1-1-7京王東日本橋ビル
電話番号
03-5846-9010

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。