新たな合弁会社の誕生にむけた前進
株式会社CAC Holdings(以下、CAC)は、ベトナムのFPT IS COMPANY LIMITED(以下、FPT IS)との合弁会社設立に関して基本合意に達しました。これにより、両社は日本市場における新規事業分野での協業を進めることになります。
1. 合意の背景
CACグループは、「テクノロジーとアイデアで社会にポジティブなインパクトを与え続ける」というビジョンを掲げ、システム構築やITサービスの分野で国際的に活動しています。特に、近年ではAI技術を駆使した社会課題の解決に向けしたプロダクトの創造にも力を入れています。一方、FPTはベトナム国内でのICTサービスのリーダーとして、コストパフォーマンスに優れた製品とサービスを日本市場に提供している企業です。
2. 協業の経緯
この合意は、CACの関係者が2024年にFPT ISの本社を訪問したことを契機に進展しました。CACは、グローバル市場での販路拡大に向け、FPT ISの高い技術力と質の高い人材を活用し、新しい製品とサービスの開発を計画しています。両社はそれぞれの強みを組み合わせることで、競争力を高めることを目指しています。
3. 合弁会社のビジネス概要
今回設立される合弁会社は、以下のようなビジネスを展開予定です。
- - インフラストラクチャ管理サービスの提供:ITインフラを効率的に管理し、顧客に高品質なサービスを提供。
- - FPT製品のローカライズと商品化:FPTの優れた製品を日本市場向けに適応させ、販売します。
- - 代理店販売:FPTのソリューションを日本国内で広く普及させるためのパートナーシップを確立。
4. 今後の展開
新合弁会社は、ベトナムを含むASEAN地域での製品展開を進めつつ、IT人材を駆使してさまざまなビジネスモデルを開発する方針です。特に、日本とベトナムの技術者が一丸となってIT運用や半導体設計といった分野で連携することで、両国の経済に貢献することを期待しています。
5. 関係者のコメント
CAC Holdingsの西森良太代表取締役社長は、新規事業創出の重要性に触れ、「FPT ISとの基本合意の実現を喜ばしく思っている。このパートナーシップを通じて新しいサービスの展開を目指し、両社の成長をつなげていきたい」と述べています。
また、FPT ISのチャン・ダン・ホア会長は、「社会にプラスの価値を提供するためにCACとの連携が不可欠である。この協業により、日本市場においても新たな可能性を見出したい」と強調しました。
6. 企業紹介
- - CAC Holdings: 1966年に創業し、システムインテグレーターとして広範なITサービスを提供しています。特にAIを駆使し、社会課題に応じたソリューションの開発に注力しています。
- - FPT IS: ベトナムの主要なデジタルトランスフォーメーション企業で、多数の顧客に向けて効果的なITサービスを提供。この分野で高い実績を誇ります。
この合弁会社の設立により、CAC HoldingsとFPT ISの両企業は、新たなイノベーションを通じて市場競争力を高め、さらなる成長を遂げることでしょう。