東京2025デフリンピックで輝く宮城実来選手
障がい者アスリートの宮城実来選手が、東京2025デフリンピックに女子サッカー代表選手として内定したことが発表されました。彼女は株式会社エスクロー・エージェント・ジャパンに所属し、これが2度目のデフリンピック出場となります。前回のブラジルでの大会に続いて、再び国際の舞台に立つ彼女の努力と情熱をお伝えします。
宮城実来選手のプロフィール
宮城実来選手は沖縄県那覇市出身で、聴覚に障がいを持っています。生まれつきの高度難聴でありながら、幼少期から言語訓練を受けることで、障がいを克服し健常者の学校に通学。人工内耳と補聴器を使用し、口話によるコミュニケーションも可能です。
小学3年生のとき、地元の学校でサッカーに出会い、その後社会人チームに所属しながら日本のデフサッカー代表候補およびデフフットサル候補として研鑽を重ねています。また、東京2020オリンピックでは聖火ランナーとしても活躍しました。
競技歴と実績
宮城選手の競技歴は華々しいものがあります。2018年にはアジア太平洋ろう者サッカー選手権大会で優勝し、W杯出場を決定させました。また、2019年の曜者フットサル選手権大会でも優勝するなど、彼女は国際大会での実績を重ねています。
直近では2023年、イランで開催された第2回アジア太平洋ろう者フットサル選手権大会でも優勝し、さらに同年のデフフットサルW杯でも栄冠を手にしました。また、2024年には冬季デフリンピックに出場予定であり、これからも目が離せません。
デフリンピックへの思い
宮城選手は、東京2025デフリンピックへの選出を受けて、「この舞台に立つことができて非常に嬉しい」とコメントしています。彼女は選ばれたことに満足せず、目標はメダル獲得だと語り、さらなる努力を誓いました。
東京2025デフリンピックは日本初の開催であり、記念すべき100周年の大会となります。例えば、デフサッカー競技は11月14日から25日まで福島県のJヴィレッジで実施され、観客の応援が求められています。
デフリンピックの意義
デフリンピックは聴覚に障がいを持つ選手たちのための国際大会で、1924年にパリで初めて開催されました。この大会は、障がいを持つ選手たちに競技の場を提供し、彼らの素晴らしい才能や努力を広く認識させる目的があります。
2025年の大会は、11月15日から26日まで関東近郊で行われる見込みで、デフサッカーは福島県で行われます。宮城選手の挑戦を多くの人に応援してもらいたいと、主催者は呼びかけています。
最後に
宮城実来選手のように、障がいを乗り越えて多くのことに挑戦する姿は、多くの人々に勇気と希望を与えています。彼女の今後の活躍に注目し、応援していきたいですね。彼女のInstagramやFacebookでは、日々の活動や大会に向けた意気込みを発信しているので、ぜひチェックしてみてください。彼女の努力が実を結ぶことを心から願っています。