東京大学発のAI企業LocationMind、FUNDINNO PLUS+を通じて資金調達を実施

東京大学発の地理空間AI企業が資金調達を成功裏に実施

LocationMindの背景と成長

LocationMind株式会社は、東京大学の柴崎亮介研究室から生まれた地理空間AI企業です。この会社は、GPSなどの地理空間ビッグデータを活用して、独自のAI技術により高度にデータを分析しています。150以上の国でデータ収集を行い、コロナ対応や都市計画、物流管理など様々な分野でその技術が活用されています。
これまでに約20か国で実績を積んできたことから、中央省庁や大手企業との取引も拡大中です。最近では、クロスボーダーM&Aを含む2件のM&Aを実行し、さらなるビジネス展開を目指しています。

「FUNDINNO PLUS+」による資金調達

株式会社FUNDINNOが提供する「FUNDINNO PLUS+」を通じて、LocationMindは新たな資金調達を実施しました。このサービスの特徴は、特定の投資家からの直接投資を可能とし、未上場企業への投資機会を提供する点です。
特に「プロの投資家」をターゲットにしており、彼らは金融商品に関する深い知識を持っているため、リスクとリターンのバランスが取れた投資が可能です。このような資金調達は、LocationMindにとって成長のための重要なステップとなっています。

宇宙分野での革新技術

ロケーションマインドは、宇宙領域でも革新的な技術を開発しています。特許技術である「信号認証技術」は、測位通信の信号を検証し、高い信頼性を持つ測位環境を提供します。日本のナビゲーション衛星「みちびき」などのプロジェクトに採用されるなど、その影響力は広がっています。

取締役CFOのコメント

LocationMindのCFOである小川竜馬氏は、今回の資金調達について「新しい取り組みができた」とコメントしています。
特定投資家とのネットワークを駆使し、単なる資金確保だけでなく、シナジー効果のある連携を追求していることが強調されています。企業成長のために、フレキシブルなアプローチが重要であることを彼は実感しています。