東京サステナブルシーフード・シンポジウム2020
2020年11月4日から6日及び9日から11日にかけて開催される「東京サステナブルシーフード・シンポジウム2020」(TSSS2020)は、オンライン形式で開催されます。今年で6回目を迎えるこの国際イベントは、サステナブル・シーフードに特化したもので、テーマは「ニューノーマル時代のサステナブル・シーフードとブルーエコノミー ~食・魚・経済を守る~」です。
課題と背景
世界の人口は2055年には100億人を超えると予測されていますが、食料の供給において水産物は重要なたんぱく源となるため、その持続可能性が問われています。日本では1980年代以降、漁獲量が減少しており、資源の状態も悪化ました。それを受け、2018年には70年ぶりの漁業法改正が実施され、持続可能な水産業の発展に向けた道筋が示されました。さらに、東京2020オリンピックやSDGsへの取り組みも推進され、企業が行うサステナブル・シーフードの普及活動が活発化しています。しかし、新型コロナウイルスの影響で水産業界や地域社会は大きな打撃を受けているのも事実です。
シンポジウムの内容
このシンポジウムでは、国内外の水産業の専門家や業界のリーダーを招き、持続可能性と経済の両立を図る「ブルーエコノミー」に焦点を当てた議論が展開されます。議題には食料安全保障、海の資源リスク、企業の調達方法、さらにはESG投資の重要性などが挙げられます。これらは今、私たちが避けては通れない重要なテーマです。
参加者と登壇者
登壇が予定されている組織や企業には、国連グローバル・コンパクト、欧州委員会の海事・漁業総局、環境省や水産庁といった公的機関、さまざまな企業も含まれています。ウォルマート、イオン株式会社、合同会社西友など、大手企業の参加も注目されます。昨年に続いて日本のサステナブル・シーフードムーヴメントを活発化させた取り組みに対する表彰式「第2回ジャパン・サステナブルシーフード・アワード」も行われる予定です。
開催概要
- - 名称: 東京サステナブルシーフード・シンポジウム2020 (TSSS2020)
- - テーマ: 「ニューノーマル時代のサステナブル・シーフードとブルーエコノミー 〜食・魚・経済を守る〜」
- - 日時: 2020年11月4日(水)〜6日(金)、9日(月)〜11日(水) 10:00-15:30
- - 会場: オンライン
- - 参加費: 無料(事前登録が必要、参加者には講演者の資料ダウンロードの特典あり)
- - 実績(2019年): 登壇者102名、事前登録約1,200名
- - 公式サイト: TSSS2020公式サイト
特徴
- - 日英同時通訳に対応
- - 質問受付システムがあり、参加者からの意見や疑問を受け付けます
- - 配信終了後はオンデマンドで視聴可能
このシンポジウムは、未来の海と地球環境を守るための重要なプラットフォームになっています。一人一人がサステナブルな選択をすることが求められる時代において、多くの方々の参加をお待ちしています。