漁網リサイクルの挑戦
2025-08-25 14:32:22

リファインバース株式会社、廃棄漁網から生まれたナイロンで海洋プラスチック問題に挑む

リファインバース株式会社、廃棄漁網利用の成果



リファインバース株式会社(本社:東京都千代田区/代表取締役社長:越智晶)は、このたびRCS認証を取得したことを発表しました。この認証は、同社が製造する高品質ナイロンペレット「REAMIDEⓇ」に関連しています。REAMIDEは、日本各地から回収された廃漁網を主材料として再生されています。

特に、愛知県一宮市にある「一宮工場」と、北海道札幌市の株式会社鈴木商会が運営する「苫小牧プラ・ファクトリー」の2か所でRCS認証が取得されました。認証取得後、初めての製品出荷も無事に完了したとのことです。

漁網由来のリサイクル素材の第三者認証



近年、海洋プラスチック問題が注目されていますが、海に漂流するゴミの中で漁網や漁具はおよそ40%を占めているとされています。フィッシングネットや漁具から生じる廃棄物は、海洋生態系に深刻な影響を及ぼしています。リファインバースは、使用済み漁網を全国各地から回収し、そのリサイクルに取り組んでいます。

北海道の業務提携先である株式会社鈴木商会も、地域の漁網を適切に処理し高品質なリサイクル素材に再生しています。今回のRCS認証により、95%以上がリサイクル素材から生成された製品に新たに信頼性が付与され、国内外のブランドやサプライヤーとの連携強化が期待されています。

REAMIDEの製造プロセスと利用用途



REAMIDEは、使用済み漁網を主原料として生産される高品質なリサイクルナイロンペレットです。リファインバースでは、漁網を回収した後、愛知県一宮市の工場で徹底的な洗浄やフィルタリングを行い、異物を排除してからペレット化しています。現在、このナイロンペレットは建材、家電製品、アパレル、オフィス家具など、様々な製品に利用されています。

リファインバースの持続可能なビジョン



リファインバースグループは、「誰にもない視点と技術で、未来の富をつないでいく」というミッションを掲げ、サーキュラーエコノミーの実践に取り組んできました。20年以上にわたり、様々な素材の再生や開発に注力しており、大量に廃棄されるタイルカーペットを再生する事業や、廃漁網やエアバッグをナイロンペレットに変換するプロジェクトを継続しています。

2023年からは新たに、鳥の羽根を原料にしたバイオ素材「ReFEZER」も開発し、循環型社会の推進に向けた新事業をスタートさせています。これにより、リファインバースは更なる事業の拡大だけでなく、環境保護推進への貢献も目指しています。

このように、リファインバース株式会社は、海洋プラスチック問題や廃棄物問題に真摯に向き合い、未来の持続可能な社会に向けた重要な一歩を踏み出しています。


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会社情報

会社名
株式会社リファインバースグループ
住所
東京都千代⽥区丸の内3丁⽬4-1新国際ビル 6F
電話番号

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